ロシアの軍需企業Rostec（ロステック）社は傘下のRosoboronexport社が”4.5mm SPP-1 M水中ピストル”および”5.66 mm APS水中アサルトライフル”の外国パートナーへの納入を完了したこと発表しました。この兵器は、水中で活動する特殊部隊と潜水士を武装させるためにロステックの兵器研究開発部門TSNIITOCHMASHによって開発された銃です。
一般的な銃と弾丸を水中で撃った場合、水の抵抗によって殺傷能力は2メートル未満に下がります。しかし、4.5mm SPP-1 M水中ピストルを水中で発射した場合は最大17メートルの範囲で敵を殺傷します。水中で高い能力を発揮する分、地上での性能は低く最大20メートルしかありません。5.66 mm APSアサルトライフルの場合はSPP-1よりも攻撃能力は高く、水中で30メートル、地上では最大100メートルの範囲で殺傷能力を提供します。
「水は空気に比べて密度が高いため、水中で従来の銃器を使用することは不可能です。そのため、特殊部隊や潜水部門の潜水員は特殊な小型武器で武装しています。その特性と信頼性により、他の多くのロステック製品と同様に、水中兵器は中東やアジア太平洋地域の国々など海外で強い需要があります。」とロステック・アーマーメンツ・クラスタの講演者は述べています。
今回の銃と共に弾薬も合わせて顧客に供給されます。水中銃は弾薬も特殊でぞれぞれ口径4.5 mm、長さ120mmの鋼製ダーツを発射します。弾薬はとがった円錐形の頭部をもち、先端は針状で鋭くなっています。この設計によって弾丸が水中を高速で移動する際、弾丸の前に空気の空洞を作成し、水の抵抗を減らし、カートリッジを安定させます。
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Source
https://rostec.ru/en/news/rostec-delivers-underwater-weapons-to-a-foreign-partner/
