ロシアのメドヴェージェフ元大統領は、ウクライナ攻撃のためのロシア国防省による新兵募集キャンペーンの結果、今年に入って10万人以上が志願し、ロシア軍に入隊したと述べました。
現在、クレムリン安全保障会議の副議長を務めるメドヴェージェフ元大統領は、ロシア当局が契約に基づいて兵士を募集し続けていると述べ、「1月1日から5月19日までに、11万7,400人が契約に基づいて、また自発的な行為の一環として軍の一員として受け入れられた」と述べました。
ロシア国防省は、兵力不足に悩む軍のために40万人の新兵を追加することを目標に、新しい採用活動を開始しました。ウクライナで命懸けで戦うことを念頭に新兵の給与は大幅にアップされます。[adcode]Just for f[…]
ウクライナとの戦争で多数の兵を失っているロシア軍は慢性的な兵力不足が続いており、昨年9月にはプーチン大統領が第二次世界大戦後ではロシア初となる”部分的軍事動員”を発表し、昨年だけで30万人を動員。今年に入ってからは新兵の募集活動を強化しており、リクルートCMを流したり、給与待遇を大幅に強化していました。その甲斐あってなのか、志願兵が増えたようです。
ロシア国防省は今年40万人の新兵を追加することを目標にしていたので、約半年でその4分の1を達成した形です。しかし、ロシア軍は昨年8月から激戦が続く、東部の要衝バフムトだけで死者2万人含む、最大10万人の死傷者を出しているとされ、つまり、10万人というと数はバフムトでの損失を補う数にしか過ぎず、今後も40万の徴兵に向けて積極的な採用活動が行われると思われます。ショイグ国防相は昨年12月にロシア軍を150万人規模まで規模まで増やす必要があると述べています。
Source
Russia Recruited Over 100K Troops in 2023 – Medvedev – The Moscow Times