ロシア軍の車列がチェチェンで攻撃を受け、兵士が死傷

ロシア軍の車列がチェチェンで攻撃を受け、複数名が死傷

ロシア国家親衛隊の車列がチェチェンの首都グロズヌイ近郊で何者かの攻撃を受け、隊員1名が死亡、もう1名が負傷した。

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ロシア国営メディアのTASS通信によれば、攻撃は10月24日正午頃、グロズヌイの北東約10キロにあるペトロパブロフスカヤ村の近くで発生した。ロシアのテレグラムチャンネル「BAZA」によれば身元不明の襲撃者が国家親衛隊のトラックに銃撃し、その後現場から逃走したと主張した。同チャンネルは殺害された軍人の写真を共有。チェチェンの反政府グループもテレグラムチャンネルでこの攻撃について投稿し、映像を共有している。現在、地元警察が犯人を追っている。

チェチェン共和国は、ロシア南部北コーカサス地方の北東部に位置する。ロシアの一部だが、住民のほとんどがイスラム教徒で自治権を与えられている。1990年代と2000年代にはロシアからの独立を求め武装蜂起するも二度とも敗れ、数万人がロシア軍によって虐殺された。その後はプーチン主導のもとカディロフがチェチェンの首長となり、中央に逆らわず、忠誠を誓い、おとなしくすることを条件に自治権と経済的支援、チェチェン国内であればカディロフが何をやってもよいという自由(黙認)を与えられている。プーチンの後ろ盾を得たカディロフはチェチェンを私物化。反対派を容赦なく弾圧し、人権を大幅に制限するなど独裁者ぶりを発揮。ウクライナ侵攻においてはプーチンに忠誠を誓い兵を派遣、侵略に加担している。

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