ロシア軍のSu-34戦闘機が撃墜されるもフレンドリーファイアの可能性

ロシア軍のSu-34戦闘機が撃墜されるもフレンドリーファイアの可能性

ウクライナ東部のドネツク州でロシア航空宇宙軍のSu-34戦闘爆撃機が撃墜されました。しかし、この撃墜、フレンドリーファイアの可能性が報じられています。

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SNSにはSu-34が炎上しながら落下していく様子、地面に激突して炎上する様子が多数投稿されています。ウクライナ空軍はテレグラムで、2023年3月3日13時30分頃、東部空軍司令部のニコポル対空ミサイル連隊がロシアのSu-34戦闘爆撃機を破壊したと述べています。ウクライナ軍はS-300防空ミサイルによる攻撃だったと述べています。撃墜により一人が死亡、一人は脱出したとされています。

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Su-34

ロシアはアップグレードされたSu-34M戦闘爆撃機の最初のバッヂをうけとりました
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Su-34は1990年代に開発が始まり、2007年から本格運用が始まったロシア航空宇宙軍の機体のなかでは比較的新しい機体です。空中戦と爆撃の双方を行えるマルチロールの戦闘爆撃機になり、2人乗り、燃料満載で最大10時間の連続飛行が可能です。標準の約12トンの兵装で戦闘半径は1100km。対空、対地、対艦といった様々な兵装が搭載可能で最近装備されたKh-35U対艦空対地ミサイルは250km先の艦船を破壊する威力を持ちます。

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フレンドリーファイアの可能性

ロシア軍は侵攻当初からウクライナの反攻を受けた次期に多数の航空機を失った経験から、長距離ミサイルや高高度爆撃による攻撃に切り替えていたため、最近このような撃墜シーンを見ることはありませんでした。

しかし、この撃墜、ロシア軍によるフレンドリーファイアという情報もあります。ウクライナでのロシア軍の動向を監視する、オープンソースの諜報グループ(OSINT)であるウクライナ・ウェポンズ・トラッカーは、暫定的な情報ながらSu-34はロシア軍の攻撃によって撃墜されたことを示していると述べています。撃墜された場所がイェナーキイェヴェとロシア軍が占領する地域であり、前線から数十キロ離れています。また、他のアナリストはウクライナの防空システムの最も近い場所から少なくとも35キロ以上離れており、ロシア軍の攻撃による可能性が高いと見ています。また、パイロットは地上の巻き添えを防ぐため機体を制御した後に2人とも脱出に成功したとも述べています。

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もし、フレンドリーファイアによる撃墜という事であれば、Su-34では2機目になります。昨年7月にも同じウクライナ東部ドネツク州のアルチェフスクの近くで、ロシア側の防空部隊が誤って友軍の戦闘爆撃機Su-34Mを撃墜してしまいました。この時はウクライナ軍のHIMARSのロケット弾を迎撃するつもりが標的を誤認したとされます。この時、Su-34を撃ち落したのはロシア正規軍ではなく、ルガンスク人民共和国の防空部隊とされています。

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しかし、ウクライナ軍による撃墜、ロシア軍によるフレンドリーファイアとどちらも確信がもてる情報はありません。この他にも機体トラブル、故障という説もあります。ロシア国防省はSu-34の墜落に関してまだ何も発表を出していません。

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