ロシア軍、東部の町マリンカを制圧!ウクライナ軍は戦略的後退、今後の両陣営の士気に影響か

ウクライナ東部ドネツク州の町マリンカがロシア軍によって制圧されました。同地域は2014年に始まったウクライナ東部紛争から現在まで最前線の場所でした。

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ロシア軍は25日水曜、マリンカを占領したと発表、これを大きな勝利とみなし、プーチン大統領も祝意を示しました。当初、ウクライナはこれを否定しましたが、その翌日、ウクライナ軍のザルズヌイ総司令官は最終的に損失を認めます。ウクライナが主要都市を失うのは今年5月にロシアに占領された同じく東部ドネツクのバフムト以来です。ウクライナ軍はマリンカから撤退を戦略的後退と述べており、軍はマリンカ境界線に新なな防衛線を構築、戦闘を続けていると述べています。

マリンカはドネツク州の行政都市であるドネツクから南西約20キロに位置しています。この地は、長年にわたりウクライナと親ロシア軍の間の主要な紛争地域の一つとなっています。2014年3月、親ロシア派反政府組織が武装蜂起してドネツク州の一部を実効支配、「ドネツク人民共和国」を名乗り、一方的に独立を宣言します。もちろん、それをウクライナは良しとせず、武力衝突に。マリンカはその最前線となりウクライナ軍は長い塹壕や防衛線を構築していました。

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マリンカはロシアによる侵攻後も最前線の地と激戦地となっていました、約9年に渡って死守していたマリンカをウクライナ軍は失ったことになります。マリンカはロシア軍、親ロシア派武装組織の砲撃に晒され、町は廃墟化、ゴーストタウンとなりました。

今回のマリンカの制圧は目に見える戦果が欲しいプーチン政権にとっては大きな成果です。ロシアによるウクライナ侵攻の口実の一つにウクライナ東部で一方的に独立を宣言した親ロシアのドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の国家承認とこれらの地域に平和維持を目的としてロシア軍を派遣することでした。そして、2022年9月にはこの2つの地域を含む、ウクライナ東部・南部4州(ドネツク州、ルガンスク州、ザポリージャ州、ヘルソン州)の併合を一方的に宣言しています。マリンカの制圧はドネツク州制圧に一歩前進したことになり、ロシア軍、親ロシア派武装組織の士気を上げ、更なる攻勢に打って出る可能性があります。ウクライナ軍にとっては士気を挫くことになり、反攻作戦の戦果が乏しいウクライナ軍の現状は西側同盟国の士気をさらに奪う可能性があると指摘されています。

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