シコルスキーが米陸軍の次期戦闘ヘリ候補「Raider X」のプロトタイプ初号機を発表

シコルスキーが米陸軍の次世代戦闘ヘリ候補「Raider X」のプロトタイプ初号機を発表
🄫Sikorsky

ロッキード・マーティン傘下でアメリカのヘリコプターメーカーSikorsky(シコルスキー)社は9~11日にかけて行われていた米陸軍協会のイベントAUSA2023で、米陸軍の将来型攻撃偵察ヘリ(FARA:Future Attack Reconnaissance Aircraft)プログラム向けの機体である「Raider X」のプロタイプ1号機を発表した。

sponser

アメリカ陸軍は数年前から「AH-64アパッチ」および「OH-58Dカイオワウォリア」に代わる偵察攻撃ヘリの後継機を開発する「将来型攻撃偵察ヘリ(FARA)」計画を進めており、シコルスキー社はFARAを争う2社のうちの 1 社で、RAIDER Xを開発している。

木の下に隠れるように低空飛行し、高速で飛行するRAIDER Xは、接近阻止・領域拒否(A2AD) および敵勢力を発見、戦闘をするために設計されており、最前線の環境で運用される。機体にはAH-64D ロングボウ アパッチにも使われているミリ波レーダーなど、高度なセンサー、中央ネットワークハブ、強力な武装が搭載される。

sponser

機体の特徴は二重反転式ローターの「アドヴァンスト・ブレード・コンセプト・ローター」と推進式のテールローター「プッシャープロペラ」になる。この2つのローターが高速化を実現。既にテスト飛行で時速180km/hを記録しており、最高速度250ノット(460km/h)まで上げる事を目標としている。乗員はパイロット2名。武装は機関砲にウェポンベイに格納されてるミサイルになる。

機体に使われている最先端のデジタル設計と製造は、CH-53K、F-35、CH-148 などの他の生産プログラムですでに使用されており、陸軍は調達コストを削減するだけでなく、迅速な生産とアップグレードを手頃な価格で提供できる。

RAIDER Xと争っているのがBell社の360 Invictusになるが、まだ機体は完成しておらず、RAIDER Xが先行、シコルスキー社は98%完成していると述べており、選考レースはRaider Xが有利と見られている。シコルスキー社は昨年、「将来型長距離強襲機」(FLRAA)の選定でBell社のV-280に敗れた経緯もあり、FARAではリベンジに燃えていると思わられる。

関連記事

Bellアメリカ陸軍は先日12月5日に「将来型長距離強襲機」(FLRAA)にTextron社傘下のBell・Helicopter社が開発するティルトローター機「V-280 Valor(バロー)」を採用することを発表したばかりだが、[…]

ベル社のV-280の次世代ヘリの決定に異議を唱えるシコルスキー社
sponser

Source

https://www.lockheedmartin.com/en-us/products/fara-raider-x.html

sponser
シコルスキーが米陸軍の次世代戦闘ヘリ候補「Raider X」のプロトタイプ初号機を発表
フォローして最新情報をチェックしよう!