米国防総省は、長年にわたって敵を遮蔽物から追い出すための武器やツールをドローンも含めてを様々武器をテストしていきました。そこで今回、目を付けたのがオーストラリアのドローン開発のスタートアップのSkyborne Technologies(スカイボーン)が開発する3ロータードローン「Cerberus GL(ケルベロスGL)」です。このドローンはグレネードランチャー、ショットガン、マイクロミサイルといった3つの武装に換装できます。米陸軍ではケルベロスGLを歩兵支援用ドローンとして陸軍遠征戦闘実験にて評価試験行います。
超小型戦術UAV
超小型戦術UAVケルベロスGLは、部隊や小隊レベルの戦場での空中射撃支援を行えるように設計されており、最も軽量な武装戦術UAVであると言われており、防衛、テロ対策、法執行活動を支援するために配備することができます。
左右のローターを傾かせることができ、ドローン全体を標的に向けされた状態でホバリングすることが可能になり、ホバリング状態から正確に狙いを定めることが可能です。敵との交戦中、上空からドローンを差し向け上空、もしくは背後から攻撃を行う事ができます。
武装
グレネードランチャーは高性能グレネード3発を装填できます。この40mmグレネードはM320グレネードランチャーの最大射程400mを超えます。閃光弾やスモーク弾に変えることで戦術の幅も広がります。12ゲージのショットガンは対ドローンに対して有効です。マイクロミサイルは精密攻撃、より強力な打撃を与えたい際に有効です。この他にもネット銃を装着することもできます
スペック
・重量:4.5㎏
・最大離陸重量: 6.0 kg
・幅:90㎝
・全長:82㎝
・高さ:19㎝
・飛行時間: 22分(3x40mm手榴弾搭載時)
・速度:60〜80 km / h
・通信範囲:半径5 km
・動作高度:400m未満
・構造: 炭素繊維とアルミニウム
https://skybornetech.com/cerberus-gl
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