タイ海軍のラタナコーシン級コルベット艦が沈没、30人が行方不明に

Thai Royal Navy

100人以上を乗せたタイ王立海軍のラタナコーシン級コルベット艦スコータイが18日(日)23時頃、タイ湾沖で沈没した。30人が行方不明とされ、捜索が続いている。

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コルベット艦スコータイは106人を乗せ、32km沖のタイ湾をパトロール航行中に嵐に見舞われた。海水が船に流れ込み、電源制御装置が浸水、電力を失い、艦は制御不能となり、激しい波と風によって南東海岸沖で沈没した。海軍は3隻の船と2機のヘリコプターを現場に向かわせ救助任務を開始、フリゲート艦のクラブリが23:30分頃に沈没する前のスコータイに到着し、救助開始。76名が救出されたが、30名が行方不明に。天候が悪いこともあり、捜索は一時中断されるなど難航した。火曜日には空軍も参加して、捜索範囲を拡大している。死者の有無はまだ確認されていないが、多くが艦の中に取り残されているとされている。

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沈没したコルベット艦スコータイ

Thai Royal Navy

ラタナコーシン級コルベット艦は1980年代にタイ王立海軍向けに建造されたコルベット艦で、アメリカのTacoma Boatbuilding Companyによって設計建造された。一番艦のラタナコーシンが1986年に、そして二番艦のスコータイが1987年に就役している。全長76.82m、満排水量は960t。最大速度は26ノット(48km/h)、5,600kmの航行能力を擁する。定員は15人の将校と72人の水兵の計87名。ハープーン対艦ミサイル8発を搭載するランチャー2基にイタリア製のセレニア アスパイド地対空ミサイル24発を搭載するランチャー1基、アルバトロス ランチャー 1 基、76mm砲、40mmボフォース砲二門、スティング レイ魚雷用のMark 32三連魚雷発射管2基を搭載している。

タイ海軍ではカムロンシン級3隻、タピ級2隻のコルベット艦を運用。スコータイの沈没により、保有数は6隻となった。

タイ海軍の艦の沈没は第二次大戦中の1945年にマレーシア沖で米海軍の魚雷によって撃沈されたHTMSサムイ以来になる。この時は31人が死亡している。

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Source

https://coconuts.co/bangkok/news/dozens-mia-after-thai-navy-ship-sinks-in-gulf/

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タイ海軍のラタナコーシン級コルベット艦が沈没、30人が行方不明に
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