パンデミックを生き延びた戦艦が世界を救うドラマ「ザ・ラストシップ」

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パンデミック生き延びた戦艦が世界を救うドラマ「ザ・ラストシップ」
© 2018 Warner Bros.

世界で猛威を振るう新型コロナウイルス(COVID-19) 。3月18日時点で感染者が報告された国と地域は152に上り、世界の7割に広がっている。そんな中で唯一感染者が報告されていない地域があるのをご存じだろうか?それが南極と北極だ。これらの地域は極寒でそもそも菌の媒体となる人や動植物が少ないので感染リスクが少なく風邪さえもひかないといわれいる。そんな北極にいたことにより世界的なパンデミックを回避して生き残ったイージス艦を描いたドラマがある。それが『ザ・ラストシップ』だ。映画『トランス・フォーマー』のマイケル・ベイが製作総指揮をとったミリタリー満載の大作ドラマになる。

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あらすじ

トム・チャンドラー中佐が艦長を務める、アメリカ海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦「ネイサン・ジェームズ」は武器評価試験のため、北極海に向かった。 船には鳥の研究をするというウイルス学者レイチェルも同乗していた。秘密任務のため船は4か月間の無線を封鎖を行っていた。任務を終え、帰還しようした時、船に接近する複数の機影、極地の島でサンプル採取中のレイチェル達はロシアの攻撃ヘリの襲撃を受ける。ヘリを撃退し何とか難を逃れるが、襲撃の原因がレイチェル達の研究にあると感じたチャンドラーはレイチェルを問いただし、致死率100%のウイルスのサンプルを収集していたこと知る。そして、チャンドラーたちが任務で海へ出ている間に、そのウイルスが世界の人口の80%を死に追いやっていたのだ。 「ネイサン・ジェームズ」 は感染地域を外れた地域に居たため感染を免れ、無線封鎖をしていたため、その事実を知る術がなかった。
レイチェルは収集したウイルスの始原株でワクチンの開発を行う事が目的だった。チャンドラーは本国に連絡をとり、命令によって一同は帰路に就くことになる。しかし、 アメリカでも既にウイルスは蔓延し、大統領、副大統領は死亡、無政府状態になっていた。どこの基地とも連絡が取れない。もしかした生き残っているのは我々だけかもしれない、チャンドラーは帰還するより、船内でワクチンを開発することが安全と考える。ワクチン開発を進めるも、それを狙うロシア、ワクチンを利用して覇権を握ろうとする者など、さまざまな困難に直面する。

パンデミック後の世界

パンデミック生き延びた戦艦が世界を救うドラマ「ザ・ラストシップ」
© 2018 Warner Bros.

『ザ・ラストシップ』が描いているのは既に感染が広がり人類の80%が亡くなったパンデミック後の世界になる。ドラマの中には、現在の新型コロナの出来事を思い起させる内容もあり、例えば船内感染が広がったクルーズ船も出てくる。アメリカでは感染拡大後の略奪を恐れて銃や弾丸の売上が増加しているが、略奪や人間同士の醜い争い、パンデミック後の荒廃した世界の支配を企む人々など、パンデミック後に訪れるであろう人間の負の場面も描いている。幸いにもコロナの致死率は低いが、人類存亡の危機では世界はこのようになってしまうのだろうか…

ミリタリーが満載

ザ・ラストシップ<セカンド・シーズン>(字幕版)

パンデミック映画にはなるが、ミリタリー要素満載の作品になる。同作は米海軍が全面協力しており、シーズン1の主な舞台になるアーレイ・バーク級駆逐艦「ネイサン・ジェームズ」は実際のアーレイ・バーク級駆逐艦「ハルゼー」などを撮影に使っている。1話の目のロシアヘリとの交戦やその後のロシアの艦船・潜水艦などドラマながら映画なみの迫力満点の海戦も盛りだくさんだ。それだけではなく、ガンアクションも満載されている。製作総指揮が『13時間 ベンガジの秘密の兵士』『ザ・ロック』のマイケル・ベイなのだから、アクションシーンのクオリティは間違いない。

ドラマは5シーズンまで配信されており、シーズン3には日本も登場。真田広之が出演している。

公式サイト

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