『リベレーター』第二次大戦を描いたネットフリックスの新作アニメ

Netflixの新作アニメで第二次世界大戦を描いた『リベレーター: 勝利へ、地獄の行軍500日(原題:The Liberator』。ナチス支配下のヨーロッパ戦線で戦う一人の兵士を描いた実話をベースにした物語で全四部で構成され、米国の”退役軍人の日”である11月11日(水)にネットフリックス限定で公開されました。アメリカでは『バンド・オブ・ブラザース 』のアニメ版として話題です。

sponser

ストーリー

『ザ・リベレーター』はアレックス・カーショ著のノンフィクション小説『The Liberator: One World War II Soldier’s 500-Day Odyssey from the Beaches of Sicily to the Gates of Dachau (解放者:第二次世界大戦時の兵士のシチリア島の浜辺からダッハウの門までの500日間の旅路)』をアニメ化したものです。

主人公はテキサス出身のフェリックス・スパークス。オクラホマに拠点を置き、異なる国にルーツを持つ多種多様な人種が集まる第45歩兵師団第157歩兵連隊(サンダーバード部隊)の将校です。彼は1943年に7月にイタリアのシチリア島に上陸するハスキー作戦に参加しイタリアに上陸、アンツィオの戦いでは部隊は全滅、唯一生き残った3名のうちの一人になります。その後、フランスに上陸するドラグーン作戦に参加。その後ドイツでは「バジルの戦い」「アシャッフェンブルクの戦い」に参加するなどドイツ軍と激しい攻防を繰り広げます。中佐に昇進したスパークスは1945年4月29日にはサンダーバード部隊を指揮して、ドイツ・バイエルン州・ミュンヘンの北西15キロほどのところにある都市ダッハウに存在したナチス・ドイツのダッハウ強制収容所をSS親衛隊から解放します。しかし、そこで彼は人間の仕業とは思えない非人道的な悪夢に直面します。

第二次大戦を描いたネットフリックスの新作アニメ「ザ・リベレーター」

Trioscopeと呼ばれる技術で制作

冒頭の予告編を見て、お分かりと思いますが、一般的なアニメと比べて動きの描写がより人間に近く、実写っぽく見える部分があるかと思います。これはTrioscopeと呼ばれる新しい手法で撮影されており、実写とCGIアニメーションを組み合わせたハイブリッドアニメでTrioscopeが使われた作品としては本作が初となります。アニメと実写の間といった感じで、戦争という思いテーマで残酷なシーンはありますが、そういった描写は柔らかくなっています。

The Liberator(ザ・リベレーター)

sponser
sponser
第二次大戦を描いたネットフリックスの新作アニメ「ザ・リベレーター」
フォローして最新情報をチェックしよう!