イランは7日火曜にイスラエルやアメリカの空爆にも耐えられるように設計した地下の空軍基地を公開した。しかし、場所が機密の筈の空軍基地は映像が公開されたことで、早速、位置が特定されてしまったようだ。
🇮🇷Irán construye la primera base aérea subterránea del país.
— The Political Room (@Political_Room) February 7, 2023
Según las autoridades iranís, la nueva base servirá para dar respuesta a ataques israelís.
Se desconoce la localización exacta de la base. pic.twitter.com/B2N1oMGuOq
ペルシャ語で鷲を意味するOghab、そして、革命記念日44周年を記念して名付けられた”Oghab 44”地下基地は「あらゆる種類の戦闘機と爆撃機に加え、無人偵察機」を収容できると、イラン国営メディアのIRNAは基地内の映像を公開して伝えた。映像ではイランが親米だった1979年のイラン革命前にアメリカから手に入れたF-4ファントムIIが地下の基地内を移動、離陸する様子が映し出されている。IRNAによれば基地は山間部の地下数百メートルの深さにあり、アメリカの戦略爆撃機による爆弾に耐えることができると述べている。
基地の正確な位置は明らかにされていないが、Oghab 44は近年、国内のさまざまな地域に建設された陸軍空軍用の多数の戦術地下航空基地の1つとIRNA は報告しており、イラン国内に同様の基地が複数あることを暗示している。その数は不明だが、昨年5月、イラン軍は、同国西部のザグロス山脈の下に無人偵察機の空軍基地があることを明らかにしている。
基地の場所
Iran’s not so secret underground airbase at
— Joseph Dempsey (@JosephHDempsey) February 8, 2023
28.04558° N, 55.52038° E
📷: @planet (05 Feb 2023) https://t.co/yTLmwarMwq pic.twitter.com/SFysXEcG7R
場所が機密のOghab 44だったが、今回映像が公開されたことで僅か数日で場所が特定されてしまった。国際戦略研究所の防衛研究者であるJoseph Dempseyは「この地下空軍基地は秘密ではなく、緯度28.04558° N, 経度55.52038° にある」と述べた。Babak TagvaeeのTwitterアカウントによれば、Oghab 44は、HajjiabadからShahrake Shahid Rajai までの高速道路92号線に近いバンダル・アッバスの北東 120 km にあり、ホルモズガン州タロムの西約30kmにある。これが本当にOghab 44の場所を示しているという確証はないが、事実であれば早速特定されてしまった形だ。基地は硬い岩盤に囲まれた地下数百メートル下にあるかもしれないが、入り口と滑走路を破壊されてしまえば、空軍基地としては無効化されてしまう。
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