ウクライナ国防省情報総局によると、ウクライナ軍に投降したロシア兵100人以上がウクライナのために戦うことを志願し「自由ロシア軍団（Freedom of Russia Legion）」を結成したことを発表しました。彼らは既にウクライナ軍の指導のもと西側の武器の扱い方を学び、訓練を受けています。
”プーチンの犬”のカディロフの私兵「カディロフツィ」と戦う
大儀無き戦いに派遣されたロシア兵たちはウクライナ軍に投降後、100人以上がウクライナの為に戦うことを志願。「自由ロシア軍団（Свобода России）」を結成しました。とわいえ、同胞、かつての仲間を相手に戦い、殺すことはできないので、彼らが戦うのは正規ロシア軍相手ではなく、プーチンの犬としてウクライナ侵攻に加わり、マリウポリで残虐の限りを尽くしているとされるチェチェン共和国のラムザン・カディロフの私兵「カディロフツィ」になるとされています。
自由ロシア軍の最初の兵士は、すでに個別の訓練を開始しているとウクライナ国防省のは述べており、イギリスやスウェーデンから供与された対戦車兵器のNALW、AT4の扱い方を学ぶ講習を受けている様子が公式SNSアカウントにアップされています。部隊の指揮官である元ロシア軍将校はロシア軍の前線での作戦状況に精通しています。
The commanders of the units of the Legion “Freedom of #Russia” are now visiting the places of detention of former military personnel of the RF Armed Forces in order to select those who wish to serve in the legion …#Ukraine pic.twitter.com/2ElLULjwhu
— Christian (@Christi24438485) March 29, 2022
指揮官はウクライナと人々を”屈辱と破壊から”救うために自由ロシア軍団に奉仕するロシア兵を集めるため、ロシア兵捕虜の拘留場所を訪問して、参加するように呼び掛けています。志願する兵士はウクライナのセキュリティサービスと防諜による調査を受けて晴れて入隊が許可されます。多数のロシア兵が捕虜になっているとされ、今後、部隊は更に大きくなるかもしれません。だが、ウクライナ側の思惑通りに機能するかは今のところ不透明です。
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