米海軍と海兵隊は東シナ海で運用する新しい軽揚陸艦を計画しています

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アメリカ海軍とアメリカ海兵隊は東シナ海、南シナ海への進出を強める中国に対抗するために海兵隊運搬用の水陸両用軽揚陸艦10隻の建造を計画しています。

アメリカ国防総省が今週発表した新しい「海軍造船計画」の中で米海軍は「水陸両用軍艦(LAW)プログラム」を要求しました。これは海兵隊を支援するための軽揚陸艦の建造計画になり、最大75人の海兵隊を輸送できる10隻の軽水陸両用軍艦を建造することを求めています。

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船は海兵遠征部隊(MEU)が通常配備する強襲揚陸艦を伴う5000人規模の両用即応グループ(ARG)とは独立して運用されます。配備・運用は中国が戦略・防衛ラインとして定めている日本海、東シナ海、南シナ海を含む”第一列島線”を予定しています。対中国を念頭にこの海域の島々を周回し、より迅速に最低限の部隊を展開させる狙いがあります。

アメリカ級やワスプ級といった大型の強襲揚陸艦はどうしても準備から出航までに時間をようします。LAWは小ロッドの海兵隊をピストン輸送したり、先遣隊を送り届けるなどして強襲揚陸艦と陸への接続の間の空白を埋めることも期待されています。LAWは単純な輸送手段ではなく食事や睡眠、救護所、オペレーション室もあり、拠点しても活用できます。

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LAWの概要

船の全長はアメリカ級強襲揚陸艦の270mに対し、僅か60m。14ノット(26km/h)の速度で5,000km以上を航行でき、長期の航行と配備が可能で太平洋を横断する能力をようします。10隻の建造にかかる費用は15億ドルを予定していますが、これは米海軍が進める5年間で82隻の新しい海軍艦艇を建造するという総額1470億ドルの計画のほんの一部です。低コストで建造に時間もかかりません。2022年から2026年の間に建造を予定しています。

EABOとMLR

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LAWは現在、海兵隊が進めている”遠征前方基地作戦(EABO)”と”海兵隊沿岸連隊(MLR)”に関連するものです。EABOは離島や海岸線を一気に占拠し、そこに補給設備や滑走路、ミサイルなどを設置し拠点をつくり、周辺の制空権、制海権を確保する作戦であり、MLRはそれを実現するための離島攻略戦に特化した2000人弱からなる海兵隊の新しい部隊です。MLRには拠点の設置、運用に必要な要員が揃っています。MLRは沖縄への配備が予定されています。

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出典:米海兵隊米海兵隊は海洋進出を活発化させる中国を睨み、今後、より激しさを増すであろう海上スペースと離島の攻防を戦うための新しい部隊「海兵隊沿岸連隊(MLR)」の創設を計画している。その司令部の一つは日本に置かれる予定だ。[…]

米海兵隊に新設される海兵隊沿岸連隊(MLR)とは
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https://www.military.com/daily-news/2020/12/11/navys-future-light-amphibious-ships-will-be-designed-operate-off-chinas-coast.html

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