アメリカがウクライナに哨戒艇などを含む23隻の軍用船を提供へ

アメリカがウクライナに巡視船や戦闘艦を含む23隻の軍用船を提供へ
Metal Shark

アメリカはウクライナへの軍事支援として、同国の造船企業であるMetal Shark(メタル・シャーク)社製の巡視船や警備艇など計23隻を送ることを計画、まずは6隻がウクライナに送られることが発表されました。

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メタルシャークは6月28日に先週、自社製の海上戦闘艦艇が6隻がアメリカ政府の4億5000万ドルの保安支援パッケージの一環としてウクライナに送られることを発表しました。更にルイジアナ州フランクリン・ジャネレットにあるメタル・シャーク社の生産拠点では、全長38フィート(11.5m)の Defiant哨戒艇10隻、38フィートのDefiantセンターコンソール哨戒艇4隻、36フィート(11m)の Fearless高性能迎撃艦3隻など、ウクライナ向けに新たに17隻の生産を進めています。これらの艦艇はいずれも、米軍や法執行機関、沿岸警備隊などで実績のある軍事プラットフォームで、ウクライナの任務に最適化されています。

「ウクライナに引き渡される船舶は長期的な外交政策戦略の一部である」と同社は述べています。メタル・シャークは、ウクライナの海洋能力を支援するために現在実行されている戦略を開発するために、2019年以来キエフの米国大使館と緊密に協力してきました。しかし、ロシアによる侵略とキーウからの軍事支援の呼びかけにより、同社は生産段階をスピードアップすることになりました。同社はさらにボートの乗組員を訓練し、24時間年中無休の運用準備を保証するシームレスな技術サポートを提供することを明言しています。

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初の大規模な海上兵器支援

ウクライナは西側から提供された対艦ミサイルのハープーンRBS-17を配備し、沿岸部の防備を強化。さらにロシアに占領されたスネーク島への攻撃を激化させるなど海上での反抗を激化させています。しかし、海上を警備するうえでウクライナ海軍には船舶が圧倒的に足りませんでした。黒海の入り口はトルコが軍艦の通過を禁止しているため、西側から海上経由で船舶を受け取ることはできません。しかし、今回、提供される船は輸送機での空輸、トラックでの陸上移動が可能な小型艇になります。そのため決して大きな火力は持っていませんが、海上での威力偵察、RBS-17を搭載することで対艦攻撃能力を持たせることが可能であり、ロシア海軍から海岸線、水路、港を保護、警戒するのに大いに役立ちます。

メタル・シャークとは

Metal Sharkは、16フィート(5m)から300フィート(91m)以上の溶接アルミニウムと鋼製の船舶の設計と建設を専門とする造船会社で、防衛、法執行、商業オペレーターを対象とした船舶の開発建造を行っています。主要な顧客には米国海軍、海兵隊、沿岸警備隊、空軍、陸軍、外国軍、法執行機関、消防署、旅客船オペレーター、パイロット協会、曳船オペレーター、および世界中の顧客が含まれます。米国アラバマ州とルイジアナ州に3つの完全自給式造船所とクロアチアに1つの専用エンジニアリング施設を持つMetal Sharkは、500人を超える従業員を擁し、高品質で定時配達の実績を誇る実証済みの船舶を年間200隻以上生産しています。

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Source

https://www.metalsharkboats.com/june-28th-2022-united-states-supplying-ukraine-with-over-20-metal-shark-military-vessels/

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