Amazon Primeで7月から独占配信中のSF映画『トゥモロー・ウォー』。そこに登場するフォアグリップが特徴的なアサルトライフル。映画自体が近未来を描いたSF映画なので、映画用にデザイン、カスタマイズされた銃かと思ったが、実はこれは実際にあるカスタムパーツを用いたM4ライフルを使用している。
あらすじ
サッカーワールドカップの試合中、コートに突然、30年後の未来となる2051年からタイムスリップして来た地球人が現れる。未来の地球はエイリアンによって侵略され、人類滅亡の危機にあり、過去の地球に支援を求めてきた。人類が僅か50万人しか残っていない未来の地球を救うため各国は国民を徴兵して未来へと送り込む。元軍人で予備役の高校教師ダン・フォレスターも招集され、軍務経験の無い他の新兵と共にほぼ訓練も無いまま生還率30%の未来へ送られる。フォレスターは娘のため、地球のため、未来を変えるべく奮闘する。
未来へ送られる兵士が装備するHera Arms CQRカスタム
未来に送られる兵士、そして未来にいる兵士がエイリアンと戦うために標準装備として持っているのが”Hera Arms CQR”パーツによってカスタマイズされたM4カービンになる。Hera Arms(ヘラ・アームズ)社はドイツの銃メーカーになり、主にカスタムパーツをメインに扱っている。そこが出しているのがAR15とAR10用のカスタムパーツ「CQR」になる。映画に登場するライフルの特徴的なグリップとストックはこの”Hera Arms CQR”によってカスタマイズされたM4になる。
CQRフォアグリップはグラスファイバー強化ポリマー製で人間工学に基づいた設計になっており、ピカティニーレールとM-Lokに対応している。
そして、このCQRフォアグリップと愛称ばっちりなのが、CQRストックになる。ガラス繊維強化ポリマーで作られたストックは標準のM4バッファーチューブとミルスペックレシーバーを備えたAR15 / M4システムで使用するように設計されている。この2つを組み合わせることでライフルのホールド性を高めている。
これらはFNハースタルのPDW、P90の影響を受けているとのことで確かに形状は似ているかもしれない。またP90もその近未来的なフォルムから、SF映画には何度も登場している。CQRでカスタマイズすれば、グッと近未来感が増すかもしれない。エアガン用のカスタムパーツのレプリカは国内でも売られている。