トルコの官民合同チームは12月9日、レーザー兵器を搭載した世界初のドローン「Eren（エレン）」を発表しました。
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ドローンはトルコの国営科学研究所Tubitakと民間企業Asisguardの提携によって開発され、開発プログラムはトルコ刑事局の治安総局（EGM）の下、管理されました。
レーザー兵器といってもSF作品のレーザーガンのようなものではなく、主な用途は爆発物処理になります。国産のクアッドローター式ドローンの下部に装着されたレーザーデバイスから照射されるレーザーをミサイルやロケット、爆弾といった爆発物に照射させることで起爆させるなどして無効化します。テストでは500、300、100mから照射を行い成功、テストに合格しています。レーザーの威力は90秒で3mmの鉄板を貫通する威力です。起爆させるまでの時間、何発、何秒間照射できるのかといった細かいスペックは不明で、実戦で使用できるレベルなのかどうか不明です。しかし、Erenの目標は動的なものではなく、主に敵拠点の野外に備蓄、装填前に置かれている弾薬や砲弾といった静的なものを目標しているとのことで瞬発的な効果をもたらす兵器ではなさそうです。ドローンの最高飛行高度は3,000mになり、最大射程はもっと長いかもしれません。
すべてのトライアルフェーズが完了すると、ドローンはトルコ軍に移管され、今後、実戦配備される可能性があります。
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