バイラクタルTB2無人機などを開発するトルコのドローンメーカーBaykar Technologies(ベイカー・テクノロジーズ)社はバイラクタル無人機シリーズの艦載機仕様であるバイラクタルTB3を発表しました。
Bugün paylaştığımız fotoğraflarda üretim hattında görünen, kanatlarını katlayabilme özelliğine sahip türünün ilk örneği olan "balığın" Ramazan öncesi çekilmiş görselleri..#BayraktarTB3 🇹🇷
— Selçuk Bayraktar (@Selcuk) March 27, 2023
Büyük abisi #KIZILELMA'dan sonra ilk uçuşuna gün sayıyor..✈️ 🚀 🌊
Hayırlı Sahurlar… pic.twitter.com/OJEMBMophw
Bayraktar TB3はロシア・ウクライナ戦争でウクライナ軍が使用し、評価を上げたバイラクタルTB2の改良版で、空母や強襲揚陸艦への搭載を目的とした艦載機仕様の最新モデルです。3月にトルコ海軍が受領した新しい強襲揚陸艦TCGアナドルの艦載無人機としての運用が予定されています。アナドルには当初、共同開発に参画していたF-35戦闘機の垂直/短距離離着陸機型F-35Bの搭載を予定していましたが、ロシア製兵器の購入に伴う、アメリカからの制裁で開発計画から除外されています。
機能・特徴
地上運用型の前身のTB2と違い、TB3は艦載無人機としての利用を目的に空母や強襲揚陸艦の狭い格納庫、飛行甲板で場所をとらないように翼が折り畳み式になり、飛行甲板の短い滑走路からでも離陸できるよう短距離離着陸型になっています。また、TB2ではオプションだった衛星データリンクが標準になっており、地平線を超えた遠隔操作が可能で、24時間の連続飛行で広い洋上を広範囲に渡ってISR(情報・監視・偵察)活動を行えます。無人航空機としての性能も全体的に上がっており、最大巡航速度はTB2の130km/hから、296km/hに大幅に増加。ペイロードも150kgから280kgとほぼ倍増しており、武器の搭載能力も大幅に向上、高性能なスマートウェポンで戦闘作戦を支援します。TB3は今年後半に洋上を含めた広範囲なテストを予定しています。
強襲揚陸艦TCGアナドルにはBaykarが開発するもう一つの無人機KIZILELMAも搭載予定で、こちらはジェットエンジンタイプの無人攻撃機です。アナドルはTB3、KIZILELMAと合わせ、世界最初の無人航空機空母を目指しています。
© 2015-2022 BAYKAR TECH トルコの軍事ドローンメーカーBaykar(ベイカー)社は同国で開催された航空宇宙技術展示会Teknofest 2022で現在開発中の戦闘攻撃無人機「バイラクタル […]