ウクライナには100万トンを超える金属スクラップがあり、大きな利益をもたらすだろう

ウクライナには100万トンを超える金属スクラップがあり、大きな利益をもたらすだろう
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ウクライナには戦争の結果、100万トンを超える金属スクラップが存在しているとされており、これはウクライナに大きな利益をもたらすとされている。

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2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻。戦争によって、ウクライナの多くの地が荒廃し、そこら中に破壊された車両や兵器が転がっている。しかし、これがウクライナ経済に大きな利益をもたらす可能性のある資源になると指摘されている。ウクライナ金属協会 (UAVtormet) は、ロシア軍の残骸によって増大した金属の山が、戦争で疲弊したウクライナにとって課題と機会の両方を提示していることを指摘している。それは、100万トン以上の遊休金属スクラップの山である。

ウクライナ国防省は、スクラップが余剰財産の大部分を占めていると報告している。収用・処分総局の局長であるオレグ・コヴァル氏は、同局に鉄金属スクラップだけでも12,000トン以上が蓄積されていることを明らかにした。そのうち541トンは高価で希少な貴金属になる。金属スクラップの備蓄は2024年末までに20万トン近くに膨れ上がると予測されており、スクラップの蓄積は17倍という驚異的な増加を見せている。

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国内では処理が追い付かない

2023年のウクライナのスクラップの調達量は85万~88万トンに達するとみられ、それに対し製鉄所への国内原料供給量は72万~75万トンレベルとなる。ウクライナのスクラップ消費は減速しており、2021年の国内スクラップ消費量が約400万トンだったのに対し、2023年度はその4分の1、100~110万トン程度と予測されている。ウクライナはかつて世界第8位の鉄鋼生産国であり、第3位の輸出国であった。世界の粗鋼生産量の約2%を占め、輸出収入の3割を占め、むしろ、スクラップを輸入する側でもあった。しかし、現在、生産量、輸出量は大幅に減少している。戦争の影響はもちろんだが、製鉄所が集中していた東部マリウポリを失ったのが大きい。ここは侵攻はじめから激戦地となり、現在はロシア軍に占領され、その結果、ウクライナは鉄鋼生産能力の60~65%を喪失した。また、黒海がロシア海軍に封鎖されていることで輸出もできない。そこで、現在は隣国ポーランドへのスクラップの輸出を増やしており、2024年には50万トンの輸出を予定している。協会によると、軍用スクラップ販売による潜在的な収益は約2億ドルに達すると推定されており、さらに数千人の雇用を創出する。

しかし、スクラップの量はそれだけ、両軍が兵器を失った結果であり、スクラップはウクライナに利益をもたらすかもしれないが、戦争で失った損失と比べれば微々たるものだろう。

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Source

https://gmk.center/en/tag/uavtormet-eng2/

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