アメリカ陸軍は2024年度の予算請求で次世代分隊兵器 (NGSW)であるM5ライフルとM250軽機関銃を計18,000挺を調達する3億3,100万ドルの予算を要求。2024年初めからNGSWの本格的な導入が始まります。
米陸軍はNGSWに関する2024年度の予算として3億3,100万ドル、日本円で約440億円を要求しています。内、約3,800万ドルはNGSWの研究、開発、テスト、および実験に割り当てられますが、残りの2億9,300万ドルはNGSWの調達に割り当てられます。調達の内訳は小銃モデルのM5が17,122挺、軽機関銃モデルのM250が1,419挺、そして、これらの銃の標準光学機器と搭載される光学照準システム「M157 Fire Control」が14,932台。そして、NGSWから採用される新しい標準弾の6.8mm弾、2,100万発が調達されます。これらは2024年初頭から部隊に支給される予定です。
量産は予定より遅れている
米陸軍は選定を進めていたNGSWについて昨年2022年4月にSig Sauer社の採用を決定。米陸軍は2023年度の予算請求に29,046挺のNGSWの調達を要求。早ければ、2023年初頭に最初の部隊として、陸軍の歩兵、偵察兵、戦闘工兵からなる近接戦闘部隊(close combat force)の一部に配備される予定と噂されていましたが、実際はまだ、配備が始まっていないようで、何挺が今年、陸軍に納入されるのかも不明です。
米陸軍は今月15日、昨年の秋ごろから特殊部隊の第75レンジャー連隊と州兵によってNGSWの評価試験を行っていることを発表しています。評価チームはこれまで、延べ2万時間、150万発の弾薬を使って、100回以上の技術テストを実施しています。量産前の軍での生産認定試験 (PQT)ha5月から7月にかけて実施、最初の部隊配備は2024年度の第2四半期を予定している発表、アメリカの会計年度は10月に始まるので、つまり、2024年の初めを予定しているので、量産はまだ始まっていないのかもしれません。
Sig Sauer2023年が明けた。2022年はロシアによるウクライナ侵攻が始まり、世界の安全保障は大きく様変わりし、日本を始め多くの国が防衛力の強化、友好国との同盟関係を強化しており、今年も軍事界隈では大きな地殻変動が起きるこ[…]
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https://www.army.mil/article/264799/army_moving_forward_with_next_generation_squad_weapon_program