『ブラックホーク・ダウン 』が描いた「モガディシュの戦闘」の戦いから27年が経った先月10月、アメリカ陸軍特殊作戦コマンド(USASOC)が、その戦いで命を落とした人たちへのオマージュとして、実際の戦闘時の映像を公開した。
映画『ブラックホーク・ダウン 』は2001年に公開(日本は2002年)された映画で、1993年10月にソマリアで実際に起きた「モガディシュの戦闘」を描いた戦争映画だ。そのリアルな戦闘描写と米陸軍の象徴でもある戦闘ヘリ”MH-60ブラックホーク”ヘリが墜落するという衝撃的な内容は反響が大きく、映画は大ヒット。アカデミー賞の編集賞、録音賞を受賞している。戦争映画ファンの間では名作として根強い人気を誇っており、何度も見返す人も多い作品だ。
公開された映像は約1分と短いが、実際にブラックホークヘリが墜落する場面も映し出されている。
この戦闘では、墜落したブラックホークのパイロットを救出するために犠牲になったデルタフォース隊員2名を含む18名の米兵、平和維持軍のマレーシア兵1名、パキスタン兵1名、200~300人のソマリア人が亡くなり、2機のブラックホークが墜落した。