VKS(VSSK) |ロシアの大口径スナイパーライフル

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VKS、またはVKKSと呼ばれる銃がある。スナイパーライフルのような全長をほこるが銃身はやたらと太く大砲程の大口径のように見える。ちょっと変わった形状のこの銃について紹介する。

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対物スナイパーライフル

VKS(VSSK)」は排気口を意味する “Exhaust”とも呼ばれるロシアの特殊大口径狙撃ライフルだ。この銃はロシア連邦保安庁FSBの特殊部隊であるアルファ部隊のために2002年に開発された。口径は50口径といわれる12.7㎜。これは重機関銃と同等で、この手のライフルは対物ライフルともいわれている。強力な貫通力をもって車といった非装甲車に軽装甲車、遠距離の防弾ベストを着用した人を制圧するために開発された。

音がしないスナイパーライフル

VKSの特徴は消音、いわゆるサプレッサー(サイレンサー)機能だ。大口径に見えた銃身は実はサプレッサーだ。通常は外部パーツとして銃口に取り付けるが、VKSは銃とサプレッサーが一体化することで高い消音力を発揮している(サプレッサーを外すことは可能)。そしてもう一つ消音を実現させているのが弾丸だ。VKSが使用しているのは「12.7×55mm STs-130亜音速弾」。亜音速弾とは敢えて弾丸を重くすることで音速よりも若干弾速を遅くした弾のこと。これにより、発射音を抑えることができる。かつ弾丸の重量が重いので風の影響を受けにくく弾道は安定し、威力が継続されるので有効射程は長くなる。STs-130亜音速弾は200mの距離で16㎜鋼板を貫通、600mで防弾ベストを貫通できる。同じような銃で9×39㎜のVSS、ASM ValがあるがVKSが消音力、威力とも格段上だ。

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スペック

VKSは機関部を後方に配置するブルパップ式を採用。これにより銃自体の全長は短くしながらサプレッサー部分を長くし、消音効果を上げているように見える。5発入りのマガジン給弾によるボルトアクション式でボルトの制御は人間工学に基づき設計されている。ボルトキャリアに接続されたレバーには、予備の始動レバーと安全装置があり、ボルトが自然に開くことはない。重量は7㎏と一見重そうに思えるが、世界的に使用されている対物ライフルのバレットM82の13㎏と比べると軽い。

口径50口径(12.7㎜)
重量7㎏
全長1125㎜(サイレンサー付き)
622㎜(サイレンサーなし)
銃身長(バレル)450㎜
弾丸12.7×55mm STs-130亜音速弾
装弾数5発
射程距離600m
弾速300m/s
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