米バレット社がオーストラリアのNioa社に買収され傘下に

米バレット社がオーストラリアのNioa社に買収され傘下に
Barrett

バレットM82やMRADを開発製造するアメリカの銃器メーカーBarrett FireArmes(バレット・ファイーアームズ)社がオーストラリアの軍需企業Nioa社によって買収され、傘下に入ったことを両社が発表しました。

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1月16日の発表によれば、オーストラリアの軍需企業であるNIOA社は、業界をリードするライフル設計・製造会社であるバレット・ファイヤーアームズの株式100%を取得し買収、世界的なライフル市場の活動範囲を拡大しました。

NIOA GroupのCEOであるRobert Nioaは家族経営の2つの企業は、品質、イノベーション、ロイヤルティ、ミッションへの共通のコミットメント意識から一緒になったとし、「NIOAとバレットの関わりは2008年に遡る。私たちはバレットの物語に触発され、(創業者の)ロニー、クリス、そして家族が40年以上かけて築いてきたものに感嘆している」 と語りました。

「これまでの努力、忍耐、目的の物語は、米軍と世界中の同盟国の兵士に重要な能力を提供し、法執行機関や市場に例外的な製品を提供することで頂点に達した。私たちは共に同じ使命を共有しています。私たちの専門知識とファミリービジネスの価値を組み合わせることで、世界で最高の製品を構築するためのバレットのレーンが確保されます」 と述べました。

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気になるバレット社の今後ですが、NIOAグループのNIOAオーストラリア、NIOAニュージーランド、オーストラリアミサイル会社、合弁会社ラインメタルNIOA弾薬会社と同様に、バレット社はNIOAグループ内企業としてバレットブランドで事業を継続することをNioa氏は認めています。

アメリカ・テネシー州にあるマーフリーズボロの製造施設のすべての管理職とスタッフは維持されており、生産は通常通り継続されます。買収によって資本力を増強したことで、マーフリーズボロの製造活動はさらに拡大されると予想されています。経営陣に関しては現バレット社長のサム・シャレンバーガー氏が最高経営責任者に昇格し、長年バレットの最高執行責任者を務めてきたブライアン・ジェームズ氏が社長に就任します。創業者のロニー・バレットとクリス・バレットは、バレットとNIOAグループにコンサルタントに就き、両社をサポートします。そして、Nioa社はバレットを買収したことで、アメリカ市場に参入することなります。

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NIOA社とは

NIOAは、1973年に設立されたオーストラリアの軍需企業で主にオーストラリアとニュージーランドの軍、法執行機関、市場向けに銃器や弾薬を提供。ドイツのラインメタル社と合併会社も設立し、エイブラムス戦車用の120mm弾など大口径の弾薬の製造も行っています。

Barrett FireArmes社について

1982年にアメリカで創立された銃器メーカーで主にスナイパーライフルを専門に開発生産しています。1982年に開発した12.7mmの対物ライフル「バレットM82」が米軍に採用されるなど大成功し、現在では40カ国以上の軍に採用されています。更に2019年にMRADが米特殊作戦軍の狙撃銃として採用、その後、米陸軍にも採用されるなど成功しています。

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Source

NIOA ACQUIRES US MANUFACTURER BARRETT FIREARMS

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