銃剣は研ぎ過ぎてはいけない3つの理由

sponser
銃剣は研ぎ過ぎてはいけない3つの理由

銃剣とは小銃の銃口に付けるナイフで、ライフルが戦場の主役になった頃から使用され続けている近接戦闘用の武器だ。昔のライフル銃は命中率が悪く、射撃間隔も長ったため、突撃された時の白兵戦用として使用頻度は多かった。小火器が発展し、交戦距離も長くなった現代戦において、小銃に銃剣を着剣して戦闘することは至極稀になり、式典など以外では見かけることはほぼ無くなっている。それでも銃剣は歩兵にとって必須装備であり、銃剣訓練は兵士にとって必須科目だ。最新の小銃であろうと銃剣の着剣装置は持っており、銃剣は使用機会がないだけで無くなったわけではない。

そんな、銃剣の扱いで気をつけなければならない点がある。それが銃剣の研ぎ過ぎだ。包丁の切れ味が悪くなれば砥石で研ぐと思うが、銃剣は研ぎ過ぎると、相手の命を奪うよりも、自身の命を失えかねないことになる。銃剣を磨きすぎてはいけない3つの理由について説明する。

sponser

強度が弱くなる

包丁やサバイバルナイフであれば切れ味は大切かもしれないが、銃剣は切るものではなく、突き刺すものである。切れ味が増してたとしても相手の装備の上から切りつけることは難しい。銃剣には強烈な突きでも折れない高い強度が求められる。研ぎすぎるとブレードが細くなって銃剣自体が脆くなってしまう。

誤って傷つけることを防ぐ

銃剣はむしろ戦闘以外で使用されることが多く、瓶や缶詰を開けたり、紐やワイヤーを切ったりするのによく使用される。この時、鋭利過ぎる銃剣は、自身を傷つけたり、周りの仲間を怪我させる危険性がある。自衛隊など訓練中は刃のついていない刃引きした銃剣を使っているぐらいだ。

目立つの防ぐ

一般的なナイフはステンレス製の金属であり、太陽光やライト、月光があたると光を反射し、それによって相手に居場所がばれる可能性がある。兵士は秘匿行動が基本。太平洋戦争時の日本軍などは銃剣に木炭を塗って光の反射を防いでいた。現代の銃剣は予め夜戦時の反射を防止をするために黒色加工されていることが多い。しかし、銃剣を研ぎすぎると、加工が剥がれ、金属が露出して光を反射してしまう。

Catsobat ゴム製 ダミー銃剣 ミリタリードレスアップパーツ Airsoft Dummy Knife タイプ2

sponser
sponser
銃剣は研ぎ過ぎてはいけない3つの理由
フォローして最新情報をチェックしよう!