台風情報は気象庁と合わせてアメリカ軍(米軍)のJTWC予報も確認しよう

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https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

8月、9月は台風シーズンになり、日本列島には例年、多くの台風が押し寄せ、甚大なる被害をもたらします。被害を未然に防ぐうえで、台風の進路や勢力といった事前の情報の収集は大切になってきます。日本の台風・気象予報は基本は気象庁の観測データがベースになってきますが、実は気象庁以外の観測データがベースになった台風予報があります。それが「合同台風警報センター」、通称”JTWC”になります。

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JTWCとは

JTWC(Joint Typhoon Warning Center)はアメリカ海軍とアメリカ空軍が太平洋ハワイ州にある真珠湾海軍基地に共同で設置した、アメリカ国防総省の気象情報機関になります 。太平洋及びインド洋で発生した熱帯低気圧(台風)、津波などの情報を集め、アメリカ政府関係施設に情報を送ります。太平洋・インド洋地域にはアメリカ海軍の第3艦隊、第7艦隊が展開しており、日本をはじめ、グアム、韓国、シンガポールなど複数国にはアメリカ軍基地もあります。他にも軍以外の様々な政府機関が諸外国に展開しています。これらの地域で作戦行動をする上で気象情報は重要で、JTWCからの情報を基に作戦の意思決定を行っています。収集された情報は、 国立気象局にも提供されています。 アメリカ空軍には1943年に創設された気象情報の分析に特化した空軍気象局があります。

JTWCの予報は正確なの?

アメリカ軍に属する気象機関ということもあり、そのデータ収集にはアメリカ軍の設備を使用できるのが強みです。多くの宇宙衛星に各種レーダー・センサー網、各地に展開している航空機、艦船から送られてくるリアルタイムの情報など、地表から海上、上空、宇宙までアメリカ軍の情報網を利用して収集した総観気象観測データを基に予報しており、そこから導き出させる気象予報の正確さは言うまでもありません。

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気象庁とJTWC、どっちが正確

台風情報は気象庁と合わせてアメリカ軍(米軍)のJTWC予報も確認しよう

上の台風予報図は8月6日に発生した台風10号「クローサー」の気象庁の予想進路図になります。下はJTWCの予想進路図です。

台風情報は気象庁と合わせてアメリカ軍(米軍)のJTWC予報も確認しよう

JTWCの台風予想はこちら

気象庁の台風予想はこちら

見てお分かりのように、台風の進路予報はほぼ同じといってもいいでしょう。予報に差異があるのが速度部分になります。台風の速度は気象庁が時速15kmの予報に対し、JTWCの予報は時速9km6kmもの差があります。最大風速に関しては気象庁の風速30m/sに対し、JWTCは26m/s(50kts)と6m/sの開き、瞬間最大風速は40m/sに対し、33m/s7m/sも開いています。しかし、風速については日米で算出の方法が異なり、アメリカの方が日本の風速予報より若干大きくなるらしいのですが、今回は下回っています。

では、気象庁、JTWCどちらが正しいのかというとそれは難しく、それを検証するデータもありません。気象庁もJTWCも信用たる予報です。しかし、もし双方のデータに差異がある場合は、日本列島付近の予報に関しては、地理的条件も踏まえた予報や情報量もふまえ気象庁のデータを優先すべきかと思います。しかし、気象予報の的中率は100%ではありません。気象庁の予想と合わせJTWCのデータも参考にすることで、より精度の高い台風情報を得ることができ、備えることができるとお思います。

JTWC天気予報の注意点

・JTWCの速度表示はノット(KTS)になり、1KTSは0.514m/sになります。

・日時についてはJTWCは協定世界時(日本時間より−9時間)を使用しており14/12Zの表示は8/14の3時になります。日本時間から−9時間をしてください。

・気象庁の台風予報は3時間ごと、上陸直前からは1時間毎の更新になります。JTWCは6時間毎の更新になります。

・Joint Typhoon Warning Center (JTWC)
https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

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