ザ・パシフィック|太平洋戦争の海兵隊を描いたHBOの戦争ドラマレビュー

前回、第二次世界大戦のアメリカ陸軍第101空挺団第506連隊第2大隊E中隊の史実を描いた『バンド・オブ・ブラザーズ』という作品を紹介しましたが、この作品の太平洋戦争版といえる作品あります。これもバンド・オブ・ブラザースに引けを取らない名作になります。今回はこの『ザ・パシフィック』という戦争ドラマを紹介します。

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ザ・パシフィック
© Home Box Office, Inc
第1章
ザ・パシフィックの評価
ストーリー   : 4
戦闘・アクション: 4.5
バンド・オブ・ブラザーズと比べると、どうしても星は下がります。でも、良作です!
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作品概要

太平洋戦争かのアメリカ海軍第1海兵師団の海兵隊員たちを描いた実話を元にしたノンフィクションドラマになります。バンド・オブ・ブラザーズでは1つの隊にフォーカスしましたが本作は3人の海兵隊員のストーリーが並行して進行していきます。

作品名ザ・パシフィック
原題The Pacific
公開日2010年
制作HBO
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全10話のテレビドラマシリーズになります。ガダルカナル、ペリリュー島、硫黄島、沖縄と太平洋戦争時の米軍の進行と合わせて話は進んでいきます。

No邦題原題

ガダルカナル 前編Guadalcanal/Leckie

ガダルカナル 後編Basilone

メルボルンMelbourne

グロスター岬/パヴヴGloucester/Pavuvu/Banika

ペリリュー 前編Peleliu Landing

ペリリュー 中編Peleliu Airfield

ペリリュー 後編Peleliu Hills

硫黄島 Iwo Jima

沖縄Okinawa

10

帰還Home

3人の海兵隊員とその周りの仲間をメインにストーリーは進んでいきます。

ロバート・レッキー一等兵‐ジェームズ・バッジ・デール

ザ・パシフィック ロバート・レッキー一等兵
© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc

ガダルカナル島に日本軍制圧の第1陣として上陸。激しい銃撃戦後の死体の山、仲間同士の誤射、自爆する日本兵など、様々な死に触れる。その後、ニューブリテン島グロスター岬に上陸、敵との戦い以上にジャングルと豪雨に消耗し、仲間の自殺にショックを受ける。パヴヴ島で精神のバランスを崩し入院するが、まもなく自ら希望して前線に復帰、ペリリュー島でまさに地獄を体験する。

公式サイトより

『13時間』と映画では元ネイビーシールズを演じています。

ユージーン・スレッジ一等兵‐ ジョゼフ・マゼロ

ザ・パシフィック ユージーン・スレッジ一等兵
© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc

心臓の雑音が消えたことから父親の反対をおして入隊、新兵の厳しい訓練に耐える。パヴヴ島を経てペリリュー島に上陸するが、いきなり激烈な銃爆撃戦の真っただ中に投げ込まれる。常に死と隣り合わせの戦況が続き、上官や仲間が目の前で次々と倒れ、何度も心が折れそうになる。規則に反して日誌を書き続け、なんとか正気を保っていたが、子供も含む民間人を巻き込んだ最後の戦地沖縄で過酷な体験をする。

公式サイトより

ジョン・バジロン軍曹‐ジョン・セダ

ザ・パシフィック ジョン・バジロン軍曹
© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc

ガダルカナル島に第2陣として上陸。兵力の足りない不利な戦況で、敵の銃弾の嵐のなかを走り抜けて弾薬を運び、攻撃を続けた勇敢な戦いぶりが認められ名誉勲章を授与される。帰国して女優と共に国債キャンペーンで国中を巡る。戦死した友、戦い続ける兵士たちへの想いから現場復帰を希望、新兵の教育を担当した後、再入隊して硫黄島へ出征する。

公式サイトより

ストーリー レビュー

3人のそれぞれ異なる性格の海兵隊員の視点で史実を描いています。ロバート・レッキ―は自由奔放で上官にも盾突く問題児だが友達思い。ユージーン・スレッジは体が弱いこともあり、頼りない印象だったが戦場を通して成長し仲間からの信頼を得ていく。ジョン・バジロンはリーダーシップがあり、勇猛果敢で戦場でも先頭に立って戦う。それぞれが戦場で感じること、心に受ける傷が違います。弱くなる人間もいれば強くなる者。戦争が人に与えることはそれぞれ違うのです。
太平洋戦争を描いていることもあり、敵は日本人です。やはり日本人がバタバタとやられていく姿は日本人としては決して気分がいいものではないと思います。他にもアメリカ兵が日本兵の死体から金歯を取ったり、非武装の少年を面白半分で射殺したり、蔑称したりシーンはあります。ただそういった事実があったということを描写したことがこの作品の評価する部分でもあるかと思います。

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戦闘・アクション レビュー

ザ・パシフィック 
© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc

制作予算はバンドオブブラザーズの1億2千万ドルの2倍近い2億ドルとなり、迫力ある戦闘シーンになっています。第6話のペリリュー島の戦いで隠れる場所がない飛行場を海兵隊が攻略するシーンは本作のクライマックスといってもいいでしょう。また、このシーンでは日本軍の戦車として「九五式軽戦車」が登場します。その他、ガダルカナル、硫黄島、沖縄と太平洋戦争の命運決する地上戦が描かれています。硫黄島の戦いはクリント・イーストウッドの硫黄島二部作と合わせて見るのもいいかもしれません。

オスカー俳優「ラミ・マレック」が出演

ザ・パシフィック ラミ・マレック

本作には本年度アカデミー賞を受賞した 『ボヘミアン・ラプソディ』 のオスカー男優「ラミ・マレック」がメリエル・”スナフ”・シェルトン伍長としてユージーンの仲間として出演しています。実はユージーン役の「ジョゼフ・マゼロ」はベーシストのジョン・ディーコン役で出演しており、ザ・パシフィック以来の共演を果たしています。

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本作はリアルな太平洋戦争を描写していることもあり日本人としては嫌悪感を感じるシーンも正直あるかと思います。凄惨なシーンも多いです。視聴する上ではそれを踏まえてご覧ください。

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