ランボー:ラスト・ブラッド|タイトルが物語るシリーズの最後!

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シルベスター・スタローンが主演する、映画『ランボー』のシリーズ5作目となる、『ランボー ラスト・ブラッドRambo:Last Blood)』。昨年2019年9月に全米で公開されて以降、日本での公開は未定だったが、6月12日に日本公開が決まった。 1982年に1作目が公開されてから37年の時を経て、ランボーシリーズにもいよいよ幕が降ろされる。

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ストーリー

ベトナム帰還兵で元グリーンベレーのジョン・ランボーが最初の血を流してから40年。ランボーはアリゾナなの牧場で静かに過ごしていた。ロッキングチェアに揺られ、乗馬する映像の中でランボーは静かに語る。

「俺は死の世界で生きてきた。愛する人が死んでいくのを見てきた。銃弾に打たれ即死する者もいれば、死んでも埋葬できなかった者もいた。これまで俺はずっと秘密を守ってきたが、今、自分の過去に向き合う時がやって来た」

年老いたランボーだが、昔と変わらず、トレードマークの弓矢にナイフや小銃を持って暴れまわる姿が映し出される。スタローンも御年73歳だが、そのアクションは健在だ。今回の相手は、メキシコの麻薬カルテル。友人の娘がカルテルに誘拐され、それを助けに行ったことからカルテルとの戦いに挑むことになる。

そしてランボーは言う

「 奴らが俺を探しに来るなら死で迎えるだろう。俺は復讐を望み、死が迫っていることを奴らに思い知らせてやる。奴らに死は止められない」

ランボーの隠された秘密と共に最後の血が流される。

あれ、この前、最後と言っていなかったっけ?

前作のシリーズ4のランボーは2008年に公開された『ランボー 最後の戦場』だ。ミャンマーを舞台にミャンマー軍に囚われた医療支援のために訪れたNGOを救出するというストーリーだ。タイにいたランボーはこれをきっかけにアメリカはオレゴンの自宅に帰るのだ。本作はその前の『ランボー 怒りのアフガン』から、実に20年ぶりの続編であったし、タイトルに”最後の戦場”とあり、その時は「あ~ランボーも終わるのだな」と思った次第だった。そもそもシリーズ3からシリーズ4の間、20年も経っていたから続編には期待していなかった。

日本の配給会社が最後とつけた

実は最後とうたっていたのは日本だけで、映画の原題はそのまんまの「Rambo」、他の多くの国では「John Rambo」というタイトルで公開されていた。日本の配給会社はタイトルがシンプル過ぎたため副題を付け、おそらくシリーズ最後だろうと勝手に解釈して”最後”を付けたのであろう。その時でも既にスタローンは還暦を超えており、そう考えてしまうのも無理はないが……

今回は原題がラストと言っている

原題が『”ラスト”ブラッド』と言っているから最後という単純な話ではない。1982年に公開された1作目の邦題は『ランボー』。これは多くの国でも『Rambo』というタイトルで公開された。しかし、本国アメリカだけは違っていた。原題は『First Blood』。原作となるディヴィッド・マレルの小説『一人だけの軍隊 (原題:First Blood) 』のタイトルそのままに付けていた。映画の1作目の原題が”First Blood”、そして、最後となる今作が”Last Bloodなるのだ。前回”最後”と使ってしまったが、今作の邦題にはいったい、どのようなタイトルが付けられるのだろうか。

意外な事実!1作目では人を殺していない

ランボーといえば無双といえる強さにある。どんな窮地でも切り抜け、一人で大勢を相手に戦い相手を殺す。敵を殺すことに一切迷うことはなく、正しく鬼神だ。そんなランボーだが、意外や意外、一作目では実は一人も殺してはいないのだ。一作目の相手は意地悪な街の保安官でした。相手は自国の警官、殺すわけにはいかない。一人の保安官助手がヘリからランボーを射殺しようとした時に、ランボーは身を守るために石を投げ、それに当たった保安官助手はヘリから落ちて亡くなることはあったが、これは正当防衛であり、事故なので殺人ではないのだ。しかし、二作目からは鬼と化し、多くの敵を殺害することになる。

日本公開日は?

2019年9月に全米で公開され、年内での日本公開を期待したが、公開されることは無かった。年明け後も公開の情報は無かったが、2月になってようやく日本公開が決定。公開日は6月26日になる。

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これが本当に最後!1作目と繋がる『ランボー:ラスト・ブラッド』
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