ノルウェー沖で遭遇したシロイルカが実はロシア海軍所属のスパイ!?

ノルウェー沖で漁船が遭遇したシロイルカロシア海軍の要員ではないかとCNNが報じている。

シロイルカ

漁船が遭遇したシロイルカには胴体にベルトを巻かれてカメラを装着しており、海洋生物の専門家は、ロシア海軍に訓練されたイルカだと推測している。ベルトは特注品と思われ、装着されていたのはアメリカのゴープロ社のアクションカメラ「GoPro」だった。ベルトの金具にはロシアの都市「サンクトペテルブルク」の文字が刻印されていた。イルカはボートと並走したり、人に慣れた様子で水面から口を出し、褒美、餌を求める仕草もした。ノルウェーやアイスランドといった北欧諸国の学者はベルトなどを使わないとのことで、ロシア海軍の可能性が高いとされてる。

sponser

軍用イルカは実際に存在する

軍用イルカ
independent.co.uk

軍用イルカは実際に存在しており、アメリカ海軍では1960年代からプログラムを開始し、1990年の湾岸戦争と2003年のイラク戦争にて実際に運用されている。主な任務はダイバーの救助、及び、機雷の探知などである。アメリカ海軍では他にもアシカを訓練運用している。

ロシアの軍用イルカの現状

ロシアにおいてはソ連時代の1960年代から研究が進められていたが、1990年のソ連崩壊ともににプログラムを閉鎖され、ウクライナ海軍に移管されている。プログラムの目的は推測とされているがイルカを使用しての水中機雷の設置、偵察、敵潜水艦の探索及び爆薬を付けて自爆などとされている。アメリカ側はこういった、攻撃、破壊活動でのイルカの運用は否定している。

ロシアのイルカのいけす
AFP

ロシア海軍での軍用イルカのプログラムは終わったとされたが、2017年のクリミア半島のロシア併合後にウクライナからロシアに引き継がれている。 昨年には極東ロシアでシャチやシロイルカが大量に捕獲され、狭いいけすに100頭近くが長期間閉じ込められ、中国の水族館へ不正輸出されている問題が発覚している。ロシアはシャチとシロイルカを「教育」目的で捕獲できる唯一の国である。この教育というどういった内容なのかは分かっていないが、この件に関しては世界から非難を浴び、プーチン大統領まで早急に解決するよう厳命していた。

sponser

見つかったシロイルカはその場でベルトが外され開放されたらしいが、ロシア海軍の極秘任務中の工作員、スパイだったのではないだろうか? できれば、そのまま戻らずに解放されることを願いたい。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35136457.html

sponser
フォローして最新情報をチェックしよう!