S&Wがブルパップ式のショットガン「M&P12」を発表

S&Wがブルパップ式のショットガン「M&P 12」を発表
Photo Smith&Wesson

アメリカの老舗銃器メーカー”スミス&ウェッソン(Smith&Wesson:S&W)”が新しいショットガン「M&P 12」を発表した。

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ショットガン市場に再々参入

S&Wがブルパップ式のショットガン「M&P 12」を発表
Photo Smith&Wesson

S&Wはアサルトライフルの「M&P AR15」やハンドガンの「M&P 9」のラインナップを揃える同社の代表的なブランドM&Pシリーズ”Military and Police“(軍と法執行機関)に新しくショットガンの「M&P 12」を加えた。しかし、S&Wにショットガンのイメージはあまりない。それもそのはず、1980年代にリコール問題などもありショットガン事業から撤退、2006年に1000シリーズを発表し、再参入するも2010年に生産を止め、再びショットガン市場から撤退しており、10年以上、ショットガンを生産していない。その間、同社はハンドガンとAR系ライフルに集中し、両市場でトップとなるシェアを誇ってきた。そして、満を持して、三度ショットガン市場に参入という事になる。

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ブルパップ式のショットガン

ブルパップ式のショットガン
Photo Smith&Wesson

三度目の市場参入は同社の代表ブランド”M&P”ということもあり、同社の意気込みを感じる。M&Pは表向き法執行機関向け(民間でも買える)ということで、デザイン・設計はタクティカル仕様になっている。発射機構を後方に置くブルパップ式を採用。これにより、バレルの長さ(19インチ:48cm)維持しながら、全長(27.8インチ:70cm)を短くしてり、狭い環境でも取り回しがよく屋内、都市環境に適した設計になっている。人間工学を取り入れた設計は交換可能なバックストラップがついたグリップ、両利きのアンビシステム、ARスタイルのセーフティセレクター、ピカティニーレールとM-lokのレールシステムに拡張性も保持している。

ブルパップ式のショットガン
Photo Smith&Wesson

口径は一般的な12ゲージ、ダブルチューブマガジンを採用し、大容量化している。三種類のショットシェルを装填でき、標準の2 3/4 インチショットシェルの場合は14発、3インチマグナムシェルの場合は12発、ミニシェルも装填できるが、こちらについては装弾数の記載はない。大容量だが、ポンプアクション式で半自動散弾銃になる。プッシュボタンセレクタースイッチによって、オペレーターはどちらのマガジンチューブから装填するかを選択することができるので散弾とスラッグ弾の2つマガジンを分けて装填することで状況に応じて弾薬を使い分けすることも可能だ。

M&P®12ショットガンの希望小売価格は1,165ドルになる。

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https://www.smith-wesson.com/mp12

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