軍において、規律と任務に支障がでる髪型は禁止されています。それは女性にとっても同じです。男性の場合は基本短髪、ロン毛は禁止です。では、女性隊員の方はどういった髪型をしているのでしょう。自衛隊とアメリカ軍を基に見ていきます。
夏に向け、髪の毛を短くしたいと考えている人も多いはず。そういえば、軍人ってみんな短髪ですよね。理由は髪のメンテンナンスを簡単にし、頭皮を衛生的に保ち、戦場においては視覚の妨げにならないようにするためです。そんな兵士の髪型のイメージ[…]
女性自衛自衛官の髪形
自衛隊内の女性の髪形について、自衛隊は以下のように述べています。
髪型については、黒髪で端正な髪型が基本となっています。髪が長い場合は、勤務中は髪を後ろでまとまるなどしなければなりませんが、自衛官としての品位を保つことができる髪型であれば、特に制限はありません。ただし、髪を金髪に染めるなどの奇抜な髪型は、他の公務員と同じく禁止されています
https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/streaming/parent/qa.html
一見、そこまで厳しくないように感じます。しかし、教育訓練課程においては女性はベリーショートにする必要があります。それ以降はロングヘアでも構いませんが、髪は任務に支障をきたさないようにまとめる必要があります。髪が眉に掛かるのは問題なさそうです。
アメリカ軍の女性兵士の髪形
アメリカ軍も同様で基本ベリーショートにするか、ロングの場合は髪を束ねる必要があります。また、左右が極端に非対称な髪型もNGとされています。人種が多種多様な国家のため、髪の色は自然な髪の色であれば染めることは問題ありません。アフリカ系など黒人の場合は髪質も考慮し、編み込みが認められています。ウイッグなどのカツラもOKです。ヘアアクセサリーについてはヘアピン、ゴムバンドは認められていますが、ヘッドバンド、シュシュ、くし、ヘアクリップなどの着用は任務中は認められていません。
女性兵士のヘアスタイル7選
ピクシーカット(PIXIE CUT)
側頭部と後頭部を短く切ったショートカットスタイル。ピクシー・クロップとも呼ばれます。 1953年、映画『ローマの休日』のオードリー・ヘプバーンによって人気を得ました。髪が目に掛からないように横に流すスタイルが多いです。
ボブカット(BOB CUT)
日本の場合、「おかっぱ」とも呼ばれるスタンダードな髪型です。 肩より上で襟足を丸く切りそろえたヘアスタイルになります。耳に掛かるぐらいの長さの場合はショートボブになります
ショートロック(SHORT LOCKS)
全体的に短くカットして、サイドと襟足部分を刈りあげるヘアスタイルになります。
クローズクロップ(CLOSE CROPPED)
女性版の坊主スタイルです。全体的に短く刈り上げますが男性の坊主と比べると若干長めに残す感じになります。
ポニーテール
ロングヘアーをまとめてる上では一番無難な髪型です。髪をまとめる位置は着帽の際に邪魔にならない場所で結ぶ必要があります。
三つ編み(FRENCH BRAID)
髪を三つ編みに編み込んでまとめた髪型です。多少時間はかかりますがいつもののヘアスタイルにひと手間加えたい時に。
お団子(BUN)
お団子ヘアーになります。気を付けなければならないのは帽子が被れるようにトップに団子は作らず、後ろにお団子をつくります。その際はあまり髪は跳ねさせずに、きつく髪をまとめます。特に野外での作戦行動などではポニーテールでは支障をきたすため、このように長い髪を小さくまとめます。
いかがでしたでしょうか。女性兵士の場合は男性兵士と違い、髪の止め方、束ね方でいろいろアクセント、スタイルは変えられるのかなと思います。