イギリスメディアのスカイニュースの報道によると、イギリス軍によって訓練を受けた元アフガニスタン軍特殊部隊員約400人が、タリバンから隠れながらイギリスへの脱出を望んでいます。
元英軍のアフガニスタン通訳が明らかにしたところによると、英軍によって訓練された少なくとも400人のアフガニスタン軍特殊部隊員がタリバンに殺害されるかもしれないという恐怖に怯えながら、未だアフガニスタン国内に身を隠しており、英国への脱出を切望しています。アフガニスタンで英国特殊部隊と働いていたことがあり、現在はバーミンガムに住んでいるアフガニスタン人の元通訳者ラフィ・ホッタクは、助けを求めている特殊部隊員の名前のリストを作成していると述べました。彼は英国政府に彼らの救出を要請するためにリストが完成次第、首相や閣僚に嘆願する予定です。彼はかつてアフガニスタンで英軍のために通訳として働いていましたが、それが原因でタリバンから脅迫を受けて2011年にイギリスに亡命しています。彼は特殊部隊以外にもイギリスのために働いた通訳者など200人のリストも作成しています。
アフガニスタン政府軍の特殊部隊は2万1000人からなる部隊で、米軍や英軍の特殊部隊に訓練されたエリート兵士になり、中には女性隊員もいます。他の軍が早々にタリバンに降伏する中、特殊部隊は最後までタリバンに抵抗。カブール陥落後も投降を拒否し、500～600人が抵抗を続けるパンジシールのレジスタンスに合流。数百人が米軍や英軍の協力を得て、国外に脱出。数百人を脱出させたイギリスは彼らをイギリス軍に編入させることも検討しています。
彼らは非常に能力が高い兵士であり、その能力で、これまで多くのタリバン兵を殺害してきました。タリバンは彼らが反タリバン組織に合流するなどして今後の脅威となると考えており、身元がバレれば報復、処刑される可能性があります。
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