AK-47とAK-74。どちらもカラシニコフを代表するアサルトライフルになり、世界中で使われた銃だ。AK-47がAKシリーズの初代となり、AK-74は初代の流れを継いだ二世代目となる。しかし、この両者、外観がそっくりで見分けが難しい。書籍やメディアでもAK-47の説明にAK-74を掲載するなど度々、間違い起こっている。今回はAK-47とAK-74の違いについて説明する。
外観
一目で分かる外観の違い4点について説明する
ストック(銃床)
ストックについて、遠目では一見どちらも同じように見えるが、実は微妙に異なっている。AK47のストックは傾斜があるが、AK74は銃本体に対し垂直だ。また、AK74ストックの両側は軽量化のため、カットされたくぼみがある。AK74のストック後ろのバットプレートには固定力を高めるためにAK47とは異なるギザギザの付いたゴムパッドが付いている。
ハンドガード
AK74のハンドガードには持ちやすいようにリブ(ふくらみ)が追加されている。またレシーバーとハンドガードの接点にあったスチールブロック部分を廃止し、直接レシーバーと接合している。これによりライフルの横軸のガタを抑えている。
東京マルイ No.24 AK47 TYPE-3 7.62×39mm 18歳以上次世代電動ガン
グリップ
AK47のグリップは合板製になるが、AK74は樹脂製になる。AK74のグリップにはチェッカリングという溝が彫られ、持ちやすくなっている。
マガジン
AK47のマガジンは金属製だが、AK74は樹脂製になり、表面の凹凸も無くなり色も異なる。これは間違って、双方のマガジンを使わないようにするために目でも手でも判別できるようになっている。
AK74のハンドガードとストックは当初、AK47と同じ合板製だったが、後期型ではポリマー樹脂製に代わり今のこげ茶の色になった。AK47は光沢のないマッドな仕上げだが、AK74は全体的にエナメル加工され光沢があるボディになっている。
APS フルメタル&リアルウッド カラシニコフAK74モデル ブローバック電動ガン 18歳以上エアガン
スペック
口径・弾丸
AK47の口径は7.62x39mm。AK74では口径が小さくなり、5.45x39mmになる。そのため、マガジンの共有はできない。AK-47と比べ、AK74の威力は弱くなったが、反動が少なくなり、直進性や命中精度が向上した。弾丸も軽くなり、兵士の負担も減り、携行数が多くなった。
重量
4.3㎏のAK-47、3.3 kgのAK-74。AK74はAK47と比べるとだいぶ軽量になる。
その他スペック比較
AK-47 | AK-74 | |
1947年 | 設計年 | 1974年 |
ソビエト連邦 | 原産国 | ソビエト連邦 |
ミハイル・カラシニコフ | 設計者 | ミハイル・カラシニコフ |
7.62x39mm | 口径 | 5.45x39mm |
4.3㎏(マガジン無し) | 重量 | 3.3㎏(マガジン無し) |
870mm | 全長 | 943mm |
416mm | 銃身長(バレル) | 415mm |
350m | 有効射程 | 500m |
730m/s | 初速 | 900m/s |
600発 | 発射速度(1分間) | 650発 |
30発 | 装弾数 | 30発 |
2億~ | 生産数 | 500万~ |
東京マルイ No.24 AK47 TYPE-3 7.62×39mm 18歳以上次世代電動ガン