ポーランドのドローンメーカーである「dronesvision」はオランダの企業と協力して、複数の迫撃砲弾を搭載できる爆撃ドローン「Drone Revolver(ドローン・リボルバー)」を開発しました。ドローンにはドラムマガジンが搭載され、計8発の迫撃砲弾を搭載、投下します。これは既にウクライナ軍で使用されていると噂されています。
ビールを配達するために開発されたドラムマガジン
This is amazing, a company from the Netherlands had developed a drum magazine system for dropping mortar rounds from commercial drones. The future battle field is going to be about countering drones. https://t.co/igvo9V2KfQ pic.twitter.com/WM39fyD2HV
— Def Mon (@DefMon3) May 14, 2022
ドローンは広く使われているクアッドドローンをベースにしたものになります。そこにドラムマガジンを搭載。このドラムマガジンはもともとハイネケンビールを届けるために開発されたもので、なのでオランダの会社が関わっています。(※ハイネケンはオランダの会社)
UPDATE🧵 Say hello to the drone Revolver made by https://t.co/94XnZAkzW7 with a polish distributor. This bad boy can carry 8x60mm mortar rounds up to 8km with a flight time of 20min. The drone can also be equipped with thermal imaging. pic.twitter.com/R8zJLFMFTB
— Def Mon (@DefMon3) May 21, 2022
ドラムマガジンには計8発の60mm迫撃砲弾を搭載。ドラムンマガジンはリボルバーのように回転し、搭載されたと迫撃砲弾を次々と投下していきます。8発フル装填したドローンの重さは42kgになり、60mm迫撃砲弾の1発あたりの重さは1.3kg程度です。フル装填した状態で最大8kmの範囲を20分間連続飛行することが可能です。
ウクライナ軍が既に使用か
ポーランド製ということもあり、この爆撃ドローンは既にウクライナへの支援としてウクライナ軍に納入、使用しているとされます。実際、それを示すような動画が投稿されています。それが下の動画です。
🇷🇺танк не смог
— IgorGirkin (@GirkinGirkin) May 15, 2022
описание https://t.co/cbiN5q3xEK pic.twitter.com/ocjjbK5Yj6
この動画はウクライナ軍がドローンから迫撃砲弾を投下して、ロシア軍のT-72B3を攻撃する様子です。ウクライナ軍は商用のクアッドドローンに爆弾を搭載、投下できるようカスタマイズして戦地に多く投入しています。兵器用途ではないこの手のドローンは大抵一発しか爆弾を搭載できません。しかし、この動画では90秒の間に4発もの爆弾を投下。4発もの爆弾を搭載投下できるクアッドドローンはドローン・リボルバーしか考えられません。