8発の迫撃砲弾を搭載する爆撃ドローン「ドローン・リボルバー」

8発の迫撃砲弾を搭載し、ドローンを爆撃機に変えるドラムマガジン
Photo dronesvision

ポーランドのドローンメーカーである「dronesvision」はオランダの企業と協力して、複数の迫撃砲弾を搭載できる爆撃ドローン「Drone Revolver(ドローン・リボルバー)」を開発しました。ドローンにはドラムマガジンが搭載され、計8発の迫撃砲弾を搭載、投下します。これは既にウクライナ軍で使用されていると噂されています。

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ビールを配達するために開発されたドラムマガジン

ドローンは広く使われているクアッドドローンをベースにしたものになります。そこにドラムマガジンを搭載。このドラムマガジンはもともとハイネケンビールを届けるために開発されたもので、なのでオランダの会社が関わっています。(※ハイネケンはオランダの会社)

ドラムマガジンには計8発の60mm迫撃砲弾を搭載。ドラムンマガジンはリボルバーのように回転し、搭載されたと迫撃砲弾を次々と投下していきます。8発フル装填したドローンの重さは42kgになり、60mm迫撃砲弾の1発あたりの重さは1.3kg程度です。フル装填した状態で最大8kmの範囲を20分間連続飛行することが可能です。

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ウクライナ軍が既に使用か

ポーランド製ということもあり、この爆撃ドローンは既にウクライナへの支援としてウクライナ軍に納入、使用しているとされます。実際、それを示すような動画が投稿されています。それが下の動画です。

この動画はウクライナ軍がドローンから迫撃砲弾を投下して、ロシア軍のT-72B3を攻撃する様子です。ウクライナ軍は商用のクアッドドローンに爆弾を搭載、投下できるようカスタマイズして戦地に多く投入しています。兵器用途ではないこの手のドローンは大抵一発しか爆弾を搭載できません。しかし、この動画では90秒の間に4発もの爆弾を投下。4発もの爆弾を搭載投下できるクアッドドローンはドローン・リボルバーしか考えられません。

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8発の迫撃砲弾を搭載、商用ドローンを爆撃ドローンに変えるドラムマガジン
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