フランス陸軍はマルチキャリバーの新しい狙撃銃の調達を計画しています

フランス陸軍はマルチキャリバーの新しい狙撃銃の調達を計画しています
写真 フランス国防省

フランス陸軍は状況に応じて簡単に銃身(バレル)を交換して、様々な口径の弾薬に対応できるマルチキャリバー(多口径)のスナイパーライフルの採用を計画している。

主力小銃をFA-MASからHK416に切りかえ、Glock17とFN SCAR-H精密ライフルを採用するなど、近年、銃の近代化が目まぐるしいフランス陸軍は、スナイパーライフルについても新しい銃の調達を計画しているようだ。

フランス軍は先週末、マルチキャリバー狙撃銃の供給に対して制限付き入札を行った。狙撃銃としての要件はバレル交換によって.408 CheyTac弾(CT弾)および.50口径の弾薬を発射できること。入札についての詳細は不明だが、入札の提出期限は2月15日、採用される企業は1社、7年間で34万ユーロから最大350万ユーロの予算がある。

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世界で進むマルチキャリバー

BARRETT MRAD(Mk21)|米特殊部隊狙撃手用のスナイパーライフル
Photo by BARRETT

仏陸軍は、ターゲットと動作条件に応じて、ある口径から別の口径にすばやく切り替えることができる柔軟性を提供すること。マルチキャリバーは現在のスナイパーライフルのトレンドであり、米軍の米国特殊作戦司令部(US SOCOM)は2019年にバレット社のMRADを特殊部隊用の新しい狙撃銃として採用した。MRADは僅か2分で3つの異なる口径に換装することができる。イギリスのアキュラシー・インターナショナル社が開発するAXシリーズも同様でNATO軍のスナイパーの要件に合うように開発されている。

狙撃銃と対物ライフルの区分けが無くなってきている現在、狙撃銃の大口径化は進み、50口径の.50BMG弾の使用は標準になっているが、.408 CT弾はまだ普及が進んでおらず、使用できる銃もCheyTac M200など、限られている。しかし、この弾丸は2000mのレンジでは非常に高い精度を既に実証している。

AX 50 ELR (Accuracy-International-Ltd)

AX 50 ELRはCT弾、.50BMG弾が使用でき、仏陸軍の要件に合うこともあり、AX 50 ELRの採用は現時点で高いといえる。

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