ガトリングガンとバルカンとミニガンは何が違う?

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ガトリングガンバルカンミニガン、この3つは同じような兵器に見え同一に見えますが、呼び方は異なります。一体何が違うのでしょうか?

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ガトリングガンとは

ガトリングガンの歴史は古く1861年にアメリカのリチャード・ジョーダン・ガトリング氏によって開発されます。特徴はいくつもの銃身が連なる回転する多銃身(バレル)です。円柱の中に6~10本のバレルが環状に連なっています。そのバレルが回転する毎に各バレルに次々に銃弾が装填され、射撃、排莢を繰り返して連射を実現します。単発銃が主流だった当時に初めて戦場で実用化され連射銃になり1分間に200発の連射を実現します。これは小銃30挺分の威力でした。重く持ち運びが難しかったガトリングは主に拠点防衛用として配置されます。戦争の主役が兵士とボルトアクションの小銃が占めていた時代において、その圧倒的な連射性能で迫りくる兵士を蹂躙します。銃身を回転させる方法は開発当初は人力でクランクを回していましたが、1893年には今のような電動モーターによって回転させる方式が実現します。しかし、その後、射撃時の反動とガスを利用する全自動式の機関銃の出現により、ガトリングガンは戦場から姿を消します。

バルカンとは

バルカンは兵器メーカーであるアメリカのゼネラル・エレクトリック社が1956年に開発したM61バルカンとその派生型の事を指しており、実は固有名詞になります。 バルカンという名はローマ神話に登場する火神の名前です。バルカンもガトリング同様に6つの複数のバレルを電動モーターの回転により高速連射を実現した兵器になります。20x102mm弾を使う20㎜口径のこの機関砲は主に航空機に搭載されています。

第二次大戦後、ジェット機が登場するなど、ますます高速化する戦闘機にガス方式の機関砲の発射方式での迎撃にアメリカは限界を感じます。更なる発射速度を求め電動モーターの発展により高速回転が実現したガトリングガンが改めて注目されます。機関銃はバレルが1本の為、連射すると過熱で使えなくなるなどの欠点がありますが、ガトリングは多銃身によって連射を実現しており、過熱を軽減します。バルカンの発射速度は6000発/分ですが、1バレルの発射速度は1000発/分です。実際に使用する際は一度の射撃で200発/分に抑えます。

ミニガンとは

米海兵隊公式サイトより

ミニガンもバルカン同様にアメリカのゼネラル・エレクトリック社が開発したM134ミニガンとその派生型の事を指しており、固有名詞になります。ミニガンもガトリング同様に電動モーターにより銃身が回転することで高い連射を実現しています。

1955年にベトナム戦争が勃発します。アメリカはこの時ヘリボーン作戦を多用し多くのヘリコプターが戦場に投入されます。しかし、ヘリは航空機と比べスピードは遅く、戦場でホバリングをするため、敵に攻撃される機会が多く、更に装甲が薄いため攻撃に対して脆弱でした。空対地攻撃用に機関銃を装備していましたが、バレルが直ぐに熱を帯びたり、詰まったりするなど使用不能に陥ることがあり、高い信頼性と攻撃力を併せ持った搭載兵器が迫れます。しかし、バルカンは大きくて重くヘリに搭載するには不向きでした。そこでゼネラル・エレクトリック社はバルカンを7.62×51㎜弾向けに小口径化し、バルカンを小型化(ミニ)しました。発射速度は4000発/分とバルカンに劣りますが、小型された分、2門のミニガンを搭載するなどして火力を補いました。

[CAW] M134 ミニガン

結論

つまり、バルカンもミニガンもガトリングをベースにしており、この3つは総じてガトリングガンといえます。そして、ミニガンはバルカンの小型版になるのでミニなのです。

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