ドイツ連邦軍はナチス軍服の写真を”レトロ”いって自軍の公式インスタグラムのアカウントに公開し、それをその後、削除し謝罪しました。
ドイツ軍の正式名称であるドイツ連邦軍は11月28日水曜日、第2次世界大戦時代のドイツ国防軍の軍服にナチスの象徴であるハーケンクロイツ(鉤十字)のピンズが付いた写真をインスタグラム上で共有した。
公開後に直ぐに削除されたが既に多くが共有されており、画像のスクリーンショットには、グレーの制服画像に合わせてドイツ語で「ファッションもまた外観です。今日に至るまで、オートクチュールにはミリタリーの要素があります。」というコメントが記されていた。
投降された制服には、ナチスの鷲、鉤十字の記章、鉤十字が入った2つの鉄の十字架が見える。この制服はアドルフ・ヒトラーを暗殺しようと計画していたナチス将校のチームを追った2008年のトム・クルーズ主演の映画『ワルキューレ』の小道具ではないかとされている。
その画像はユーザーから多くの怒りを受けてすぐに削除された。
ドイツ連邦軍の広報ソーシャルメディアチームはTwitterで謝罪し、写真をシェアした理由を語った。
「制服はドレスデンの軍事歴史博物館に展示されています。私たちが歴史的な分類を把握していなく、誤った不適切なキャプションも提供されているわけではありません。今回の画像の投稿の意図は、何世紀にもわたって制服がファッションに及ぼす影響のストーリーを見せることでした。しかし、どんな過激主義もドイツ連邦軍では絶対に禁止です。私たちは現在、何がうまくいかなかったのか、そして今後どうやってそれを防ぐことができるのかを調査しています。申し訳ございません!私たちは私たちの貢献の通常の質を回復するために努力します。」
と綴っている。
展示されている制服は歩兵が着用していたものだが、そのスタイルはパンツァーのクルーやSS(ナチス親衛隊)の制服として使用されていた。
ベルリンの政府記者会見で、国防報道官のクリスチャン・ティールズは、「これは容認できない誤りであり、同省は謝罪する」と述べた。
ドイツでは刑法で、鉤十字をはじめナチスを連想させるものの展示や掲示が禁止されている。
https://edition.cnn.com/2019/11/28/europe/defense-ministry-uniform-apology-grm-intl-scli/index.html