航空機やヘリを使って高度からジャンプしてパラシュート降下する空挺部隊のエアボーンや特殊部隊のHALOジャンプ。降下後に使用したパラシュートってどうしているのでしょうか。畳むのは大変そうですし、紐は凄い絡まりそう。かといって使い捨ては持ったない。隊員の命に関わるパラシュートは強度の強い良い生地を使い、高度な裁縫技術を使って製作され、コストは決して安くありません。隊員たちは使い終わったパラシュートをどうしているのでしょう。
訓練時
訓練で使用されたパラシュートは降下後に回収されます。訓練の内容により、回収されるタイミングは異なりますが、パラシュートは折り畳まれ、ハーネスと一緒にバッグにしまわれて回収されます。回収されたパラシュートはパラシュートリガーに渡されます。トリガーはパラシュートの整備士です。パラシュートは降下の度に過度な負荷がかかり生地が破れたたり、摩耗したりします。トリガーはパラシュートを再利用するためにパック、点検、整備、修理します。ちょっとした破れやほつれでも、高度から降下する空挺隊員には命とりになり、修理は頻繁に行われまれす。このように訓練時に使用されたパラシュートは回収され再利用されます。
戦闘時
しかし、戦闘時では異なります。空挺部隊の役目は敵後方に降り立ち攻撃することが主な任務です。優先すべきは戦闘、拠点の確保であり、敵領内でパラシュートを折り畳む暇はありません。パラシュートは降下地点に放置されます。その後、拠点の確保、後方部隊が到着した場合はパラシュートは回収されます。
特殊部隊の場合はちょっと異なります。彼らの主な任務は少数で敵地に潜入して偵察や急襲を行う隠密任務が主です。敵に潜入がばれてはいけませんし、痕跡を残してもいけません。そのため、パラシュートは回収するか、地中に埋めるなど、敵に見つからないように隠します。隠す必要の無い、一撃離脱の作戦ではそのまま放置されます。
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