動けるデブならOK!米陸軍が体重規制を緩和

動けるデブならOK!米陸軍が体重規制を緩和
US Army

アメリカ陸軍は兵士の兵役基準に設けていた体重規制について、体力測定基準(ACFT)を満たせば、体重規定を無視する新しい規則を12日に発表しました。つまり、体重規定オーバーした、どんな肥満体でも、軍が定めた運動能力を持っていれば入隊、または入隊後に規定以上に体重が増加しても兵役を続けることできるということになります。

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軍に入隊する上でまず確認すべきことは自身が入隊基準の身長と体重を満たしているかどうかです。男性であれば147cm以上、体重41.2kg以上から入隊が可能です。しかし、身長、年齢に応じて体重基準が定められており、170cmの21~27歳の男性の場合、最低体重は54kg以上からになりますが、最大体重で許されるのは79.8kgまでです。40歳以上になると82.5kgまで緩和されます。ちなみに日本人男性の170cmの平均体重は68.4kgとされます。それを踏まえると筋肉量が増加したとしてもある程度余力が設定かと思えます。

陸軍では半年ごとに体重測定を義務付けており、入隊後も太りすぎていると見なされた兵士の再入隊、昇進、異動、または専門分野学ぶ学校への参加資格を禁じてきました。太り過ぎの場合、そもそも入隊はできませんが、入隊後に肥満になれば、その後の昇進などキャリアに支障をきたすことになります。

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しかし、そんなことを言っていられない事情が米陸軍に出てきました。入隊希望者の現象です。入隊希望者が集まらない陸軍は入隊ボーナスを50,000ドルにまで引き上げられたにもかかわらず、2022会計年度の募集目標に対する達成率は25%を下回りました。その結果を受けて、今回の体重規則の緩和が行われました。アメリカ国民成人の42%が肥満体と言われており、国民の2人に1人が肥満体です。つまり、入隊基準の時点で国民の半分が対象外になっていたわけです。これを緩和することで間口を広げたことになります。しかし、肥満体になると運動能力が低下するのが一般的です。入隊時にはデッドリフト、パワースロー、2マイルランやなどの運動能力テスト”Army Combat Fitness Test(ACFT)”を受ける必要があり、600点満点中、540点以上を獲得した者だけが体重規定が免除されます。つまり、動けるデブならOKということです。

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Source

https://www.military.com/daily-news/2022/10/12/no-more-tape-test-only-soldiers-crush-fitness-test.html

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