ユンカースJu87(スツーカ)は敵を怖がらせるためにわざと音を出した

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第二次世界大戦時のドイツ軍の急降下爆撃機というとユンカースJu87(通称:スツーカ)が有名だ。ナチスの初期の電撃戦による快進撃は地上部隊よりもはるかに足が速く、正確な爆撃を行えるユンカースのおかげといっても良かった。上空遥かから地上に一直線に迫ってくるその様子は敵にとって恐怖だったが、もう一つ敵を震え上がらせる事があった。それは急降下して来る時の音だ。戦争映画などでユンカースが降下する時に発する独特のサイレン音を聞いたことはないどろうか?実はあの音、単に風を切る音ではなく、わざと音がでるような仕組みなされていたのだ。

映画『ダンケルク』
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ジェリコのラッパ

1937年のスペイン内戦時には完成していたユンカースJu87急降下爆撃機はナチス初の大量生産戦闘機で、第二次世界大戦開戦時には既に多くの機体が配備された。開戦当初から多大な成果を上げ、メッサーシュミットBf109と並びナチスを象徴する戦闘機だった。機体性能も優れ当時の空には脅威となる敵はいなかった。

地上の敵にとって空から迫るユンカースJu87は脅威で音を聞くだけで敵は逃げ出した。その音の威力に目を付けたドイツ空軍はその効果をより高めようと考えた。そこで、翼の前方にサイレン装置を着けることにする。音は敵や民衆が恐怖するように設計され、その音は「ジェリコのラッパ」と呼ばれた。ジェリコとはパレスチナの都市名で旧約聖書でユダヤ人がラッパの音で城壁を破壊したことからきている。ナチスの快進撃の中には常にその音があり、ヨーロッパの人々はユンカースのサイレン音に恐怖し、敵兵は士気を砕かれ逃げ出すなど、その効果は絶大だった。

しかし、一つ問題があった。サイレン装置を翼に着けると空気抵抗により、機体の速度を時速20マイル遅くすることになった。初期の頃は問題なかったが、敵航空戦力も性能が上がり、対空兵器が増えるに連れ、敵の格好の的になった。サイレン装置は早々に外された。そして、今度は爆弾側にホイッスルを装着して、その効果を継続させた。

ハセガワ 1/48 ドイツ空軍 ユンカース Ju87G-2 スツーカ タンクバスター プラモデル JT54

タミヤ イタレリ 1/48 ユンカース Ju87 B-2/R-2 ピッキアテッロ プラモデル 38769

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