ロンドンからスペインのメノルカ島に向かうイギリスの航空会社イージージェットの旅客機が、スペイン空軍のF-18戦闘機によってインターセプトされました。戦闘機が旅客機に向かって、翼を振って、誘導する様子も機内からされています。いったい何があったのでしょう?
@easyJet #a319 G-EZAO intercepted by Spanish Air Force on way to Menorca. passengers not being allowed to leave yet. @BigJetTVLIVE @BBCNews @SkyNews @SkyNewsBreak pic.twitter.com/MTWkQnU39x
— Ian Leslie ❤️🇺🇦❤️ (@iandrleslie) July 3, 2022
ロイターの報道によれば7月4日、イージージェットのエアバスA-319旅客機が、スペインのメノルカ島に向かう途中でスペイン空軍のF/A-18戦闘機にインターセプトされたと報告しました。戦闘機は旅客機の横につき、翼を振ります。この一部始終を乗客は機内から見ていましたが、乗客は何が起こったのか、この時、理解しておらず、「なぜ?翼を振っているのか?」「ただ自慢しているだけか?」といった会話が映像と供に収められています。戦闘機が翼を振るのはいくつか意味がありますが、この時は「follow me(私の指示に従ってください)」になります。
戦闘機が出撃した理由は、この旅客機に爆弾があるという情報があったからです。同機は戦闘機の指示のもと30分遅れで目的地であるスペインのバレアレス諸島の空港に着陸。その後、乗客は安全な場所に移され、4時間の捜索の結果、機内や荷物、乗客から爆発物は見つかりませんでした。この間、空港は閉鎖され、全ての離発着が中断されました。実はこの爆弾の情報、同機に乗っていた乗客のデマでした。5人の10代の友人たちと一緒にイギリスから旅行に来ていた18歳の少年がSNSに爆発物があるという虚偽の情報を投稿をしていたことが発端です。この投稿は直ぐにIPアドレスで特定され、少年は現地でスペイン国家警察に拘束され、拘置所に拘留、裁判を待つことになります。
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