ロシアの将軍がウクライナへのSu-57の投入を公式に発表、空対空戦にも参加か

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ロシア軍は自国の最新鋭の第5世代ステルス戦闘機Su-57のウクライナへの投入を公式に認めました。Su-57のウクライナへの投入は以前から噂されていましたが、それを確定できる情報はありませんでした。

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初の空対空戦実施か

Serhiy Surovikin

2022年10月8日にウクライナでの軍事作戦の総司令官に就任したばかりのセルゲイ・スロビキン将軍は18日火曜、Su-57戦闘機をウクライナに投入していることをロシア記者団の前で述べました。ロシア軍がSu-57の投入を正式に認めるのは初です。Su-57は侵攻当初からウクライナに投入されていると噂されていましたが、それらの情報は大抵がフェイクニュースでした。4月末にはウクライナのメディアがSu-57がクリミア半島上空の安全な空域から、スタンドオフミサイルでの長距離地上攻撃に用いられていると報道しています。

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しかし、今回のセルゲイ・スロビキン将軍の声明によれば、地上目標以外にも、空中目標の攻撃にも使用されていると述べています。つまり、Su-57初の空対空戦を実施した可能性があります。しかし、今のところ、ウクライナ軍の戦闘機がSu-57と対空戦を演じたという情報はなく、Su-57をウクライナ軍、NATOが検知認識したという発表も、目撃情報もありません。

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ロシア領内からのスタンドオフ攻撃か

Su-57にはR-37M長距離 、K-77M中距離、R-74M2短距離といった対空ミサイルが装備できます。R-37Mは最大射程300km、マッハ5で飛行する長距離対空ミサイルでウクライナ軍の認識範囲外から攻撃可能です。前述したようにウクライナの領空外からしている可能性はあります。最新鋭機であるSu-57を撃墜される訳にはいかないので、迎撃されるリスクが少ない安全な空域限定で運用している可能性はあります。しかし、Su-57のウクライナでの投入を裏付ける証拠はまだありません。

また、Su-57の投入の目的としてロシアメディアは”戦術情報ネットワーク”の構築とも述べています。ロシア軍最新鋭機であるSu-57には最新のアビオニクスを搭載。特にアクティブ・フェーズドアレイ・レーダー(AESA)の「ベルカ(N036)」は400km先の空中、地上の目標最大60個を同時に検知し捕捉するとされます。機体には6つのレーダーが配置されており、側面、後方の標的も探知。その探知能力はアメリカのステルス機であるF-22、F-35も検出可能とされています。秘匿通信機能を備えており、これらのデータは戦術情報ネットワークによって他の部隊にも共有されます。

ロシア航空宇宙軍は今年6月に5機目と6機目の量産モデルを受け取っています。これらは配備後にテストを終えるとすぐにウクライナのある西側に飛び立ったとされています。現在、ロシア空軍には5機の量産モデルが配備されており、その内4機は今年に納入、配備されています。

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ロシアは5機目と6機目のSu-57の量産モデルを受け取りました
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Source

https://www.rbc.ru/politics/18/10/2022/634ee4c89a79474500608d72

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