ロシア軍が電線から充電可能なドローンを開発

ロシア軍が電線から充電可能なドローンを開発

ロシアの軍事科学者は電柱や送電塔の電線から充電できるドローンを開発しました。

ロシア国防省のチュメニ高等軍事工学司令部の科学者は、電線から再充電できるドローンを開発。開発に用いられたドローンはマルチコプター(2つ以上のローター)の小型のドローンになります。ドローンの下部には環状磁気回路が取り付けられた開閉可能な電流クランプが取り付けされており、これを電線に引っかけることでドローンは電線から電力を取得し、バッテリーに再充電されます。

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ドローンを操縦するオペレーターは電線に引っかけるとクランプを閉じ、ドローンは電線から吊り下がる状態になります。充電中はモーターを止めますが、カメラは機能しており、充電しながらでも高所から偵察が可能です。充電が終わるとモーターを再起動、クランプを開けて電線から離れ、再び飛行を始めます。この開閉式のクランプは物を掴んで、放してドロップすることにも使用できます。

小型ドローンはバッテリーも小さい分、駆動時間が短く、数十分しか使用できず、行動範囲、運用時間は限られています。電線から充電ができれば、再充電のために回収する必要なく、ドローンの行動範囲を拡大します。充電に必要な電線の仕様は不明ですが、どの電線にも対応しているのであれば、敵地においても敵のインフラを使用して、充電を行えるので、飛びだたせたまま、ほぼ永続的に運用できることになり、電線に吊り下げたまま監視カメラとして機能させることもでき、非常に脅威です。

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Source
https://ria.ru/20211225/lep-1765435463.html

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