ロシアのウクライナ侵攻にはロシアの民間軍事組織ワグネルグループ(ワグナー)の傭兵が参加しているとされています。傭兵である彼らは切り落とした頭でサッカーをするなど中東やアフリカで残虐行為の限りを尽くしてきましたが、ウクライナでも残虐行為を繰り返しているとされています。残虐非道な彼らですが、その中でも更に酷いとされているのが極右(ネオナチ)部隊「Rusich(ルシッチ)」です。
遺体の耳を切り落とすなどの残虐行為を自慢
Rusichはロシア軍のエリート部隊とされる空挺部隊で訓練を受けた30歳のAleksei Milchakovと33歳のYan Petrovskyがロシア帝国運動の戦闘部門であるロシア帝国軍団が運営する準軍事訓練プログラムを卒業した後、2014年にサンクトペテルブルクで設立した組織です。ワグネル内での役割は「破壊工作と攻撃偵察グループ」とされ、2014年から始まったウクライナ東部紛争ではルガンスクとドネツクの人民共和国の分離主義組織に加わりウクライナ軍と戦います。そこでの功績で名声を得ますが、合わせて行われた残虐な行為で世界で悪評を得ます。彼らは殺害したウクライナ兵の遺体から耳を切り落とし、遺体に火をつける様子を自撮りし、SNSに投稿しました。その他、捕虜の拷問を行っていたとウクライナの人権団体は訴えています。ウクライナ、国際刑事裁判所 (ICC)から戦争犯罪として訴追されたRusichは2015年にウクライナから撤退。その後はワグネルの一員としてシリアで油田やガスパイプラインの警備を行っていたとされます。
ネオナチグループ
彼らはいわゆる白人至上主義の者たちで形成されたグループで、グループの記章は、白人至上主義者によって使われるヴァイキング由来の古ノルド語のシンボルであるバルクナットを使っています。またスラヴ人の極右の間で使用されている鉤十字マーク「コロヴラート」のタトゥーも掘っており、彼ら自身もネオナチであることを認めています。Milchakovは10代の時に自身のSNSに子犬の首を切り落とした写真を投稿、インタビューで「人間の肉を燃やした匂いでハイになった」 と述べるなど、自身の残虐性も認めています。
ウクライナ・ハリキウに投入か
Rusichは最近ウクライナ国内でも見られたとの情報があります。水曜日、ロシアと国境近くのウクライナのプレテニヴカ村でZマークの車両の前で撮影された写真を投稿、ハリキウ(ハリコフ)地域に侵入したものと思われ、ブチャで行われた虐殺が同地域でも行われる可能性があります。
ウクライナには約4000人のワグネル戦闘員が投入されているとされ、正規軍に代わって非人道的、残虐行為を行っているとされます。
weaponews.comPMC(民間軍事会社)は軍事企業といっても民間企業であり、主な仕事は要人警護や重要施設、危険地帯の武装警備になる。だが、企業によっては裏の仕事として正規軍ではできない仕事や国家の関与を隠したい任務など汚れ[…]
Source
https://www.express.co.uk/news/world/1592997/Ukraine-news-band-neo-nazi-mercenaries-rusich-wagner-russia-update
https://www.thetimes.co.uk/article/rusichs-neo-nazi-mercenaries-head-for-kharkiv-prjndp9rl?utm_medium=Social&utm_source=Twitter#Echobox=1649340917