ロシアのロステックが軍用パワードスーツを公開。既に戦場でテスト

ロシアのロステックが軍用パワードスーツを公開

ロシア最大の防衛企業であるロステック(ROSTEC)社は、シリアに駐留するロシア軍によって撮影された軍用外骨格(パワードスーツ)のテストビデオをリリースしました。

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公開映像

ロステックが月曜日に公開したビデオ映像は、ロシア軍兵士が銃で射撃を行ったり、重い荷物を背負って階段を上り、ジャンプしたり、走る姿が映し出され、最後は古い映画を見ているような安っぽい合成映像が流れます。戦場の環境がパワードスーツの性能にどのような影響を与えるかどうかを確認するために、テストはロシア軍が展開している中東シリアの戦闘条件下でテストされています。実際の戦闘に参加しているかどうかは不明です。

ロステックの開発したこの新しいパワードスーツは「Shturmovik」または「Stormer」と呼ばれます。

特徴

この映像を見て、一目見ただけではどれがパワードスーツなのか、見て分からなかったと思います。それもそのはず、なぜならパワードスーツは衣服の下に着用されているからです。ビデオでの説明によると、このパワードスーツの重量は6kgで衣類や装備の下に隠すことができるほどコンパクトで場所を取らず、兵士の動きを妨げることはありません。個々の兵士の身長と体格に合わせて調整できます。パワードスーツによって兵士の筋力は増幅され、最大60kgまで簡単に運ぶことができ、疲労とストレスを軽減します。

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そして、このパワードスーツは電力といった動力を必要としないパッシブスーツで、パワーアシストではなく油圧と機械の原理を使って人の力をアシストします。つまり、無限に稼働でき、長時間の行軍、任務に耐えることができます。

既に戦場で実証されるなど、ロシアの軍用パワードスーツはアメリカと比較しても進んでいます。ロステック社はこのパッシブタイプのパワードスーツが今後、1~2年で量産化、外部動力を必要とするアクティブスーツが4、5年で量産化する予定と述べており、2025年頃までにはロシアの歩兵システム「ラトニク」の第3世代に採用されると予想されています。

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https://tass.com/defense/1206029

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