7月19日、ウクライナ空軍の第4世代戦闘機Mig-29とロシア空軍の第4.5世代戦闘機Su-35との間でドッグファイトが行われ、Su-35が撃墜された。旧ソ連製の古いMig-29がロシア製の新しいSu-35を撃墜したわけだが、実はこれは二度目。ロシアの新鋭機が旧式化した前の世代の戦闘機に二度も敗北という事実はSu-35 Flanker-Eのオワコンを意味することになる。
Excellent work of the 🇺🇦 Anti-aircraft missile forces.
— Ukrainian Air Force (@KpsZSU) July 19, 2022
Ground air defense of 🇺🇦 “landed” another 🇷🇺 fighter jet near Nova Kakhovka.(approximately – SU-35)
Glory to Ukraine! pic.twitter.com/pRxCdbTwOY
激戦が続く、ウクライナ南部のへルソン州ノバカホフカの上空で7月19日、ウクライナ空軍のMig-29とロシア空軍のSu-35がドッグファイトが行われた。2機の戦いはウクライナのMig-29に軍配が上がり、Su-35は炎上しながら墜落していった。Su-35のパイロットは脱出して無事で、仲間に回収されたようだ。
Nothing special, just the beautiful landscape from #MiG29 pic.twitter.com/6XQbi8BOiz
— Ukrainian Air Force (@KpsZSU) July 10, 2022
ウクライナ空軍は公式Twitterで「7月19日の午後8時頃、ロシアの戦闘機がノバカホフカ地域でウクライナ軍の対空ミサイル部隊によって撃墜された」と述べており、最終的に撃墜したのはMig-29ではないが、撃墜に導いたのは確かだろう。ウクライナ軍は最近、スロバキアから11機のMig-29の提供を受けている。この機体はNATO基準にアップグレードされたもので、NATOの航空指揮統制に統合されており、NATO側からの情報をシームレスに受け取れるのは大きい。今回のMig-29gこの機体かどうかは不明だ。
Slovak Air Forceチェコのペトル・フィアラ首相は3日、スロバキアの空域をパトロールするために空軍の配備を発表しました。それを受け同日、スロバキアのエドゥアルド・ヘーガー首相は11機のMiG-29戦闘機をウクライナへ寄[…]
二度目の撃墜
Збитий сьогодні під Ізюмом Су-35 🇷🇺 окупантів. pic.twitter.com/njuCB1w14J
— UkrArmyBlog 🇺🇦 (@UkrArmyBlog) April 3, 2022
ウクライナ空軍のMig-29がロシア空軍のSu-35を撃墜するのは二度目になる。5月にも同時地域でMig-29がドッグファイトの末、ロシア空軍のSu-35を撃墜したとウクライナ軍が発表している。1970年代に開発された第4世代戦闘機が、2000年代に開発された第4.5世代戦闘機を撃墜したわけだが、もちろん、Su-35もやられてばかりではなく、ロシア側の発表によれば6月に東部戦線で2機のMig-29を撃墜している。とはいえ、それでも互角のスコアだ。ウクライナ侵攻前、ロシアはSu-35を積極的に海外に営業が掛け、エジプト、アルジェリア、インドネシアと合意していたが、その後、購入はキャンセルされている。今のところの一番の購入国は中国だが、目的は研究のためとされている。今回の撃墜でSu-35の評価は地に堕ち、オワコンになったかもしれない。
mod ukraineウクライナ空軍は5月27日、自軍のMig-29戦闘機がロシアのSu-35戦闘機を撃墜したと発表しました。Mig-29は1970年代に開発された第4世代戦闘機であり、2000年代に開発された第4.5(4++)世[…]