SMG、PDW、PCCの違いとは?

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SMG、PDW、PCCの違いとは?
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「SMG」「PDW」「PCC」
この3つはどれもコンパクトで優れた連射性能を誇る似たような形状と性能を誇る銃の名称になる。 この3つの違いはなんなのだろう?

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SMGとは?

SMGは”サブマシンガン(Submachine Gun)”の略になる。SMGは小型の短機関銃を指し、優れた連射性能とコンパクトで携行性に優れた銃になる。もともとは大戦時の塹壕戦用に開発された銃になる。長いライフルは狭い場所では戦いづらく、拳銃は装弾数が少ない。そこで小型で連射可能な銃としてSMGが開発された。近接戦闘を念頭においているため、威力は弱く、中距離以上は集団性、精度も悪い。ライフル弾は使用せず、拳銃に使われる9x19mmパラベラム弾や.45ACP弾を使用した。

SMGは3つの中では一番最初に登場したもモデルになる。最初のSMGといわれるのが1919年の「トンプソン・サブマシンガン(トミーガン)」になる。 戦後になるとIMI社のUZIやH&K社のMP5やなど、より小型化、精度が向上したSMGが登場する。その携行性を活かして警護用、狭い空間に突入する警察特殊部隊に愛用されるようになる。

PDWとは

PDWは”Personal Defense Weapon”の単語の頭文字をとった略になり、日本語に直訳すれば「個人防衛火器」という意味になる。基本的な設計思想はSMGと変わらず、小型で携行性に優れた短機関銃になる。最初のPDWといわれるのが1991年に登場した FNハースタル社 の「P90」になる。

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SMGとPDWの違い

では、SMGとPDWとでは何が違うのか?それは”威力”になる。SMGは基本ピストル弾を使用する。これには一つデメリットがある。威力が弱いことだ。広く使われる9x19mmパラベラム弾はボディアーマーなど防弾ベストには防がれてしまう。現代ではテロリストや犯罪者も防弾ベストを着用するのが増えてきており、一撃で制圧するのが難しい。そこで、SMGの威力を上げようと開発されたのがPDWになる。PDWはピストル弾を使わない。より威力と口径の大きい、専門弾を使用する。P90であれば 5.7×28㎜弾と威力の大きい弾丸を使用している。
しかし、これにも一つ欠点があった。SMGはピストル弾なので、拳銃用と合わせて補給すれば良い。拳銃は兵士、警察ともに標準装備なのでSMG用に取り寄せる必要はない。しかし、PDWは専用弾になり、個別に補給をせねばならない。仮に無くなっても融通が利かない 。兵站の観点では面倒な銃でもある。

PCCとは

PCCとは”ピストルキャリバーカービン(Pistol Caliber Carbine)”の略になる。いわゆる拳銃口径の銃身の短いアサルトカービン銃になる。PCCはカービンライフルのような見た目だがライフルではない。使用する弾丸はSMGと同じ9×19㎜パラベラム弾や.40S&W弾、.45ACP弾といったピストル弾を使用する。最初のPCCはColt(コルト)社がAR-15をPCC化した「Colt9㎜」になる。最近ではカービンとはいえないライフル長やSMGと同じぐらい短いPCCも出てきている。

サバテク|sabatech

PCCとは”ピストルキャリバーカービン(Pistol Caliber Carbine)”の略になる。いわゆる拳銃口径をも…

PCCとSMGの違い

PCCはSMGと同様にピストル弾を使用するが、SMGとの違いは基本設計がアサルトライフルをベースにしていること。多くはAR-15をベースにした銃になり、チャンバーとバレルをピストル弾用にカスタマイズしている。マガジンが垂直なのも特徴。SMGと比べ銃身が長いので威力、精度ともに若干高くなり、ライフル長の全長はSMGよりも反動を軽減し、正確な射撃が可能になる。SMGやPDWは全自動(フルオート)が基本設計になり、米国では民間人は購入できないが、PCCは半自動モデルとして一般でも売られている。

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