ウクライナでの実戦テストを終え、新型狙撃銃チュウカビィナ(SVCh)の最初の量産型バッチが今週、ロシア軍に引き渡された。
Momen lucu saat Presiden Vladimir Putin lupa/tidak tau kalau senapan SVCh buatan Kalashnikov yang digunakannya ialah senapan semi-otomatis, bukan bolt-action rifle. Sehingga setelah menembak, ia malah mengokang senapan ini, alhasil yang keluar adalah peluru isi, bukan selongsong. pic.twitter.com/riwb3GKbsy
— Random World War (@RandomWorldWar) August 31, 2023
ロシアの銃器メーカー”カラシニコフ”社が開発生産する新しい狙撃銃「Chukavin(チュウカビィナ)」こと”SVCh”がロシア軍によるウクライナでの実戦テストに成功したことで量産化を開始され、その最初のバッチがロシア軍に納入されたことが分かった。SVChは、60年に渡って使用されている古い「ドラグノフ狙撃銃(SVD)」の後継として、ロシア国防省の指示に基づいてカラシニコフ社によって開発された狙撃銃。2017年に発表、以後、改良とテスト重ね、プーチン大統領も実際に射撃を行うなど、2021年2月までに国家試験を肯定的に終えていた。ロシア軍への配備は間近と噂されていたが、国家試験終えてから1年以上経っても、正式採用という情報はなかった。しかし、2022年9月にウクライナに侵攻する特殊部隊(スペツナズ)に実戦試験目的でSVChが配備されたとロシアメディアが報道。それから、1年以上が経った今、その実戦テストが成功、量産化に踏み切り、ロシア軍に納入されたことが発表された。数など詳細は不明だが、現状を考えれば、おそらくウクライナで戦う前線部隊に配備されると考えられる。
SVCh狙撃銃
SVChは「ドラグノフ狙撃銃(SVD)」の後継としてロシア基準の7.62x54mmR弾と、NATO基準の7.61x51mmNATO弾の2つの仕様で開発された狙撃銃。この2つの口径に互換性はないが、ボルトとバレルを変更することで口径を変換できる。SVD同様にセミオートになり、7.62x54mmR弾であればSVDのマガジンと互換性がある。射程はSVDの800mより長い1000mになり、冷間鍛造のバレルにより、精度は向上、正確に標的を射貫く。ストックは伸縮、折り畳み式でストック展開時の最大全長は1150mm。これはSVDよりも120mmも短くなっている。重量はマガジン無しで4.6kgと狙撃銃としては軽量。マガジンは基本10発だが、15、20発装填のものも用意されている。