米海空軍はパイロットが海上で脱出時に溺れないようUWARSパラシュートシステムを調達します

米海空軍はパイロットが海上で脱出時に溺れないようUWARSパラシュートシステムを調達します
Photo CobhamMission Systems

航空宇宙に関連する安全装置・サバイバルシステムのリーディングメーカーのCobhamMission Systems(CMS)社は米海軍供給システムコマンドウェポンシステムサポート(NSSCWSS)と同社が発明した「ユニバーサル水活性化射出システム(UWARS)」を供給する710万ドルの新たな契約を獲得したと発表しました。

CMS社の最新の発明であるユニバーサル水活性型射出システム(Universal Water Activated Release SystemUWARS)はパイロットが射出座席で脱出して着水後にパラシュートが覆い被さって溺れることを防ぐシステムです。

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パラシュートをしたまま着水すると溺れる危険がある

Photo by Donna Lindner

パラシュートを装着したまま水上に着水すると、その後、傘が覆いかぶさって溺れたり、紐が絡まって同じく溺れる危険性が増します。また風があれば着水後も引っ張られ移動してしまう可能性があります。そのため、空挺部隊などでも水上へ降りる際は着水後、直ぐにパラシュートを切り離します。パラシュートは大抵風に流されるので上に覆いかぶさることはありません。しかし、パイロットがパラシュートを使う時は射出座席を使った緊急時の時です。パラシュートを分離するそんな余裕は無いかもせいれませんし、気を失っている可能性もあります。UWARSはこの切り離しを自動で行います。UWARSの装置はバッテリー駆動で、水上に着水、浸されていることを検知すると、パラシュートのキャノピーとロープをパイロットから即座に分離します。UWARSはB-1、B-2、B-52といった爆撃機、T-38、F-15、F-16、F-22、A-10、T7-Aなど戦闘機から練習機といったさまざまな軍用機に対応しています。米軍では2015年から使用され、これまで世界中に16,000台以上が納入され、試験成功率は100%と失敗はありません。

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Source
https://www.cobhammissionsystems.com/news/cobham-mission-systems-wins-71-million-navsup-contract-for-water-activated-parachute-release-systems/
https://www.cobhammissionsystems.com/safety-and-survival/release-systems-manual-and-water-activated/water-activated-parachute-releases/universal-water-activated-release-system-datasheet/docview/

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