トルコ国防省は陸軍が国内兵器メーカーMKEエンジニアから105mm軽榴弾砲Boran(ボラン)7門を受領した。トルコ国防省の要求に沿ってMKEによって設計および開発されたボランは、24項目の国際規格のテスト合格した、国際基準の牽引式105mm軽榴弾砲になる。
1⃣ TSK’nın iç güvenlik ve hava operasyonlarına destek amacıyla tasarlanan ve geliştirilen 105 mm havadan taşınabilir hafif çekili obüs BORAN Kara Kuvvetlerimize teslim ediliyor.@MKEgovtr https://t.co/XcnQlugHNc#MSB pic.twitter.com/VbbnQe4dxg
— T.C. Millî Savunma Bakanlığı (@tcsavunma) December 19, 2022
ボランの特徴は1,780kgという重量だ。同じ牽引式の105mm榴弾砲でいうと米陸軍が使うM119が2,050kg、英陸軍が使うL118の1,858kgよりも軽量で、ヘリコプターでの吊り下げ、車両での牽引が容易、空と陸から短時間で目的地まで移送できる。目的に到着してからの射撃準備まで僅か1分で、摂氏-32度から+44度の気象条件で動作できる。
搭載された火器管制システム(FCS)は同じく国内メーカーのAselsan によって開発されており、コンピュータ、マズルベロシティーレーダー (MVR) 、慣性航法システム (INS) を介した射撃準備・管理・火災制御ミッションに加えて、FCSは電気光学およびレーザー距離計デバイスによる昼夜関係なく直接射撃機能を提供する。また、他の射撃支援システムやC4Iシステムにデジタル的に統合することもできるなど、最新鋭のFCSを搭載している。射程は標準弾で最大射程17kmと、軽量化しながらM119よりも長く、L118と同等の能力を有する。発射速度は分間6発。
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