弾薬不足のロシア軍、兵に渡された武器は拳銃とシャベル

弾薬不足のロシア軍、兵に渡された武器は拳銃とシャベル

弾薬不足とされるロシア軍は2月に動員された兵士にピストルと帝国ロシア時代に発明されたシャベルを渡して、それでウクライナ軍の拠点を攻撃するよう命令されたようです。

sponser

イギリス国防省の諜報部門によれば、2023年2月下旬、新たなにウクライナの戦線に動員された動員兵たちは、ピストルとシャベルのみで武装してウクライナ軍の拠点を攻撃するよう命令されたと述べました。シャベル は塹壕掘り以外に白兵戦に使うことを目的に渡された可能性が高いとされます。

sponser

ロシア軍の戦術は近接戦闘に

ロシア軍の弾薬不足は顕著で、最近、ロシアの民間軍事会社ワグネルはロシア軍から弾薬の補給がないと訴えています。砲弾及び小銃や機関銃に使用するライフル弾が不足しているようで、新たな動員兵には小銃ではなくピストルが配布されているようです。おそらく、ソ連時代の旧式のトカレフやマカロフの可能性が高いです。兵士の基本装備である小銃の射程は200~300mです。それに対し、ピストルの有効射程は50mから、せいぜい100mしかありません。且つ、連射もできません。戦場での交戦距離は一般的に100m以上と言われておりピストルでは威力不足です。

sponser

MPL-50シャベル

英国防省によれば渡されたシャベルは1869 年に登場した「MPL-50」です。デンマークで発明されたシャベルですが、当時の帝国ロシアが特許料を払い、生産開始。その後、第一次世界大戦、第二次世界大戦で使用されてきました。現在も生産は続いており基本構造は変わっていません。MPL-50の主な目的は塹壕を掘ることですが、斧やハンマー、オール、調理用のフライパンとしても利用できるマルチシャベルです。しかし、それが最も活躍したのは大戦中の塹壕戦、白兵戦での近接武器です。ソ連時代のスペツナズはMPL-50を使った近接戦闘の特殊な訓練を受けていました。ロシア軍はウクライナ東部で繰り広げられている塹壕戦にこのシャベルを使って戦えと言っています。

MPL-50 COLD STEEL スコップ 92SF スペシャルフォース

これらの装備の兵士への配布はロシア軍の残忍でローテクな戦闘を浮き彫りにしていると英国防省は分析しています。ウクライナ東部の戦線では近接戦闘が増加しています。数メートルの距離でロシア兵とウクライナ兵が撃ち合う様子も確認されています。これはおそらく、ロシア軍司令部が、弾薬が不足しているため、砲撃による支援が少なく、歩兵による突撃攻撃が増加していると分析しています。

sponser
sponser
弾薬不足のロシア軍、兵に渡された武器は拳銃とシャベル
フォローして最新情報をチェックしよう!