米陸軍は2025年、NGSW次世代分隊火器M7/M250の配備を加速する

米陸軍は2025年、NGSW次世代分隊火器M7/M250の配備を加速する
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米陸軍が2025年度に約2万挺の次世代分隊火器(NGSW)M7ライフルとM250軽機関銃を配備する計画であることが分かった。

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3月11日に提出した2025会計年度予算計画によれば、米陸軍は計39,836個の次世代分隊兵器(NGSW)の調達を計画、その為の予算として3億6,729万2,000ドルを要求した。その内訳はM4A1 カービンライフルを置き換える事を目的に開発された「M7ライフル(NGSW-R)」18,019挺の調達に9,144万7,000ドル。M249軽機関銃を置き換える事を目的に開発された「M250軽機関銃(NGSW-AR) 」1,772挺の調達に2,313万3,000ドル。そして、この2つの銃に装着する光学照準システム「M157 Fire control」20,045ユニットの調達のため、2億5,271万2,000ドルを計上している。2024年度はM7が17,122挺、M250が1,419挺、M157が14,932ユニットの調達に2億9,300万ドルを計上していたので、昨年よりも調達数は増加、NGSWの配備が加速される形だ。

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NGSWは、これまでの5.56mm弾ではロシア軍や中国軍など使用する軍用グレードの防弾ベストの前では殺傷能力が低いことが判明した2017年の分析を基に開発計画が始まり、新しい口径である6.8mmを採用。厳しいコンペの末、2022年4月にSig Sauer社のライフルが選ばれた。M7とM250にはサプレッサーに加え、光学照準システムのM157 Fire controlが標準装備される。スコープ、サイト機能はもちろん内蔵距離計、弾道計算機、大気インジケーターのセンサー、およびレーザーターゲットポインターが搭載されている。2023年度から配備が始まり、近接戦闘部隊(close combat force)や第75レンジャー連隊といった部隊から優先的に配備されていた。

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